稲垣吾郎のバイプレーヤーとしての評価が高い『TAKE FIVE』

2013.4.24

<ジャニタレドラマ・ネットの声>

『TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~』(TBS系、金曜22時~)平均視聴率初回12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

SMAPの稲垣吾郎が出演するドラマ『TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~』が、19日に放送スタートしました。稲垣は、1~3月に主演ドラマ『心療中―in the Room―』(日本テレビ系)と、『信長のシェフ』(テレビ朝日系)に出演。間をあけずに精力的にドラマ出演をこなしています。

主人公は、かつて伝説の窃盗集団「TAKE FIVE」の一員で、現在は大学で心理学を教える教授・帆村正義(唐沢寿明)。当時、悪者たちから金をせしめるという目的で窃盗をしていたのですが、ある出来事をきっかけに活動は封印していました。しかし、正義は謎のホームレスの女性に名画のありかを教えられたことで、新美晴登(松坂桃李)ら若手のメンバーも交えて「TAKE FIVE」を20年ぶりに再結成することに。窃盗事件により父を亡くした刑事・笹原瑠衣(松雪泰子)からマークされながら、「愛ある盗み」をモットーに「TAKE FIVE」は活動していきますが……。

稲垣は、高い情報収集能力を持ちながらも上司に疎まれ左遷された刑事・岩月櫂を演じています。警察にいながら、なぜか「TAKE FIVE」に近づいていく謎多きキャラクターです。

稲垣は岩月について、「警官でありながら泥棒という設定が面白い」「難しいところもあって、なぜ泥棒に入ったのかとかバックボーンが描かれていないんですよ。だから、自分の中で今まで生きてきた岩月の人生を、想像でもいいから整理しなければいけないかなと思いますね」と、脚本に描かれていない部分も補って役のイメージを膨らませているようです。「岩月は几帳面な性格なんですけど、演じていて気持ちいいです。自分は抜けていたりドジな部分もあるので几帳面とは言えないですが、キチッとしていないとイヤな部分があったり変なところでこだわるところが似てますね」と、自身の性格との共通点も手繰り寄せ役作りに生かしているよう。劇中のメガネを2~3時間かけて自分で選んだそうで「照明で光らないようにしたら、明かりを青く取り入れるレンズになったんです。青く光るのも役っぽくていいなと思ったので、そこもチェックしてもらえれば(笑)」とメガネへのこだわりも語っています。(「TVぴあ」4月10日発売号、ぴあ)

初回は、帆村ら4人のメンバーが不正を行っていた銀行に忍び込み、機密データを盗むところが見どころとなりました。今回稲垣の登場シーンは、淡々とハッキングするなどあまり目立たなかったですが、2話以降では「TAKE FIVE」の一員となるようなので、もう少し見せ場が増えそうです。

平均視聴率は12.3%。前期同枠の『夜行観覧車』の初回平均視聴率が11.7%だったことからも、良い結果だったと言ってよいでしょう。

ネットでは「面白い」という意見が多く、『ATARU』(TBS系)や『相棒』(テレビ朝日系)などのヒット作を手がけた櫻井武晴氏が脚本を担当していることからお墨付きを与える声も。稲垣に関しては、「吾郎ちゃんはすっかり主役になれなくなったな」「稲垣はああいう癖のある役させたら右に出るものいないな」などバイプレーヤーとしての評価や、「5人目って稲メンだよね?」「ごろーちゃん気になるね。案外ラスボスだったりして」と、今後の展開を気にする声もありました。

次回は、岩月が正義に近づき、「TAKE FIVE」が盗んだデータのコピーを渡すよう要求します。ついに岩月がメンバー入りするのでしょうか。今後は、岩月がメンバーとなる理由が物語の重要なキーポイントとなりそうです。

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