<アイドル誌チェック!!>
「POTATO」5月号(学研パブリッシング)の表紙はKis-My-Ft2。インタビューページでは、「アイドルってなんですか?」という深~いテーマについてメンバーそれぞれが答えています。自分のことを特にアイドルだとは意識していないという玉森裕太は、「今はアイドルだってなんでもできなきゃいけない時代だし、いろいろなことに応えられる、マルチでいられる人を目指したい。『あれはイヤだ』っていうのも特にないんだ」と、“1カ月1万円玉ねぎ生活”を思い起こさせるようなコメントをしていました(その前のページで、シングル「キ・ス・ウ・マ・イ~KISS YOUR MIND~」にちなんで「オレ玉ねぎ切るのウマイ」と語っていました)。
藤ヶ谷太輔は、「アイドルだからハードルが下がることもあれば、上がることもあって…。アイドルっていう4文字が強みでもあるし、弱みでもある。そこに甘えることなくやっていきたい」、北山宏光は、自分について「アイドルという仕事をしてる、普通の人間だと理解するようにしてる。そうしないと、ただのワガママな人になってしまうような気がするから。どんな環境に置かれても絶対におごらずに、これからもそういう普通の感覚だけは、ずっと持ち続けたいと思ってるよ」と、それぞれアイドルという職業についての思うところを明かしていました。
興味深かったのが、Kis-My-Ft2から見て「アイドルだなあ」と思う存在について、Sexy Zoneの名前が多く挙っていたこと。藤ヶ谷「マリウス(葉)のほうがオレよりもアイドルだよ。雑誌を見てても“かわいいな”って」、北山「Sexy Zoneの中島健人。あえて理由は説明しなくても、なんとなくわかるでしょ?」、二階堂高嗣「中島健人。どこがっていうか、もうすべて」、宮田俊哉「Sexy Zoneはアイドルだと思う! 健人先生のコメント、すごいもん」と大絶賛。Sexy Zoneはアイドルから見てもアイドルなんですね! CDデビューは同期でありながら、活動期間はかなり先輩にあたるKis-My-Ft2。次世代ジャニーズを引っ張っていく者同士として、また切磋琢磨するライバル同士として温かいエールを送っているように感じられました。
さて、そのSexy Zoneはというと、「ココチイイ、キョリカン」と題し、距離感をテーマにインタビューに応えています。中島は、ファンについて驚きのエピソードを披露。「ファンとの距離は、コンサートでうちわの要求に応えられたとき縮まったかなって思う。一番驚いたのは『今夜は気のすむまで抱いて』っていう文字(笑)。みんな大胆だよね」。フツウの人ならそんなうちわを見たら、反応に困るか恥ずかしくて直視できなさそうですが、そこはさすがのアイドル中島。「ファンは大胆でいいと思う。その意見に応えようと思うことで、自分ももっと大胆に表現できるから」と感想を語っていました。「抱いて」というメッセージに戸惑いも拒否もなく、全肯定。このような切り返しが、「すべてがアイドル」と言われるゆえんなのでしょう。ファンから求められて、もっともっと大胆になった中島が見てみたいものです。
「ボクたちは家族だもん」(マリウス葉)、「たぶんオレらの距離の近さは、みんなの想像以上だと思う(笑)」(松島聡)と互いに認め合い、家族ぐるみで泊まりがけで遊びに行く仲のマリウスと松島の対談も掲載されています。2人のやりとりは、実にほんわか和みます。松島について「聡ちゃんは、ホントに人との距離を縮めるのが得意だよね」「すごい甘えんぼうだと思う」と評するマリウス。
マリウス「たとえば、健人くんや(菊池)風磨くんにギュウギュウしたり、とか」
松島「しない、しない」
マリウス「してるよ~。2人に甘えてるじゃん。そういうところを見ると、ちょっとイラッとする(笑)」
松島「マリウス、あのね。それはしっとって言うんだよ(笑)。そんなにうらやましいんだったら、おまえもギュギュウすればいいじゃん」
マリウス「ボクはそういうことしない」
と、イチャイチャ。もしかしたらマリウスは、「ボクも2人に甘えたい」という意味で嫉妬したのではなく、2人に甘えてる松島に「ボク以外の人に甘えないで!」という意味で嫉妬したのかもしれませんね。ちなみに、菊池と佐藤勝利のコメントによると、「一番パーソナルスペースが近い人」はマリウスとのこと。「『大好きだよ』って寄ってくる」(佐藤)、「だれに対しても垣根がなくて、マリはすごいと思う」(菊池)とのこと。要するに、松島もマリウスも2人とも甘えんぼうのようです。
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