＜アイドル誌チェック!!＞

｢duet｣（ホーム社）2013年9月号の見どころは、何といっても年に1度の「d-1グランプリ」。これは同誌読者による、アイドルのランキング企画。デビュー組、ジャニーズJr.の区別なく、ファンの意向が直に反映される「リアルな意見」なのです。袋とじなので詳細な結果は実際に手に取って確認していただきたいのですが、「恋人にしたいアイドル」「兄にしたいアイドル」「ペットにしたいアイドル」の1位はそれぞれ6連覇達成と不動の地位を守っているアイドルがいる一方、新世代の追い上げを感じる部門もありました。その代表格は「ケンカが強そうなアイドル」。ジャニーズきっての強面といえば、KAT-TUN田中聖を思い浮かべる人も多いかと思いますが、1位はなんとSexy Zone中島健人。その後も、2位はHey!Say!JUMP高木雄也、3位はJr.の森本慎太郎とドラマの役柄のイメージが強いのか、予想外な顔ぶれ。

「友だちにしたいアイドル」の第2位には、去年の圏外から一気に登りつめたJr.田中樹がランクイン。雑誌のインタビューや『ザ少年倶楽部』（BSプレミアム）などで見せる親しみやすいキャラクターがこの飛躍を支えたのでしょうか。「女装が似合いそうなアイドル」で初の1位を獲得したのは、Jr.の京本大我。確かに色が白く、繊細な顔立ちは中性的で女装が似合いそう？　バラエティ番組での披露した可憐な女装姿が、ジャニーズファンのみならず一般視聴者にも大きな衝撃を与え、ネットでも大きな話題となったNEWS手越祐也は3位。ジャニーズの女装姿は、必要以上に年々レベルが高くなっているような気がします……。今回の「d-1グランプリ」には、｢duet｣で連載「テンパってるJ」を描いているマンガ家・東村アキコ氏の独断と偏見によるランキングもあるので、そちらも併せて楽しんで！

メンバーそれぞれがドラマやバラエティ番組で大忙しのSexy Zoneは、頭の中を占めていることをパーセンテージで区分け。一人ひとりが今、何に夢中なのかを語っています。

中島健人の脳みその10％を占めているというのが、自身初の冠番組『JMK中島健人ラブホリ王子様』（日本テレビ系）。この番組はカメラを恋人に見立て、中島の恋人への接し方を楽しむ「恋愛バーチャルドラマ」。もともと、ファンへの甘いささやきを得意としていた中島ですが、それを表立って番組にすることに一部のファンは猛反発。初回放送後には、番組擁護派と否定派の意見がTwitterを中心に飛び交っていました。中島自身もこの番組のことを「人生最大の衝撃番組」と評し、

「初回放送のとき自宅にいたんだけど、リアルタイムで見る勇気が出なくてさ。終わって友だちから『おもしろかったよ』ってメールが来て、ようやく見たっていうね（笑）。ちょっと変わったスタイルの番組だから、賛否両論あって当然だと思う。どんな意見でも、オレのことを話題にしてもらうのはありがたいよ」

と、アイドルとして表現者として話題にされることの必要性や、批判に対する覚悟を感じさせる言葉をしっかりと語っています。頼もしいですね。ちなみに、『JMK』での発言並みに甘いのが、中島作詞のソロ曲。先日は、大学のテスト中に歌詞がひらめいたために、解答用紙の裏側に書いて、そのまま提出してしまったんだとか。「返ってきたテストはフツーに採点されてたけど、詞にはとくに○も×もついてなかった（笑）」そう。中島の愛のささやきを採点できるのは、愛を受けとめる側のファンの特権ですよね。

中島、菊池風磨、佐藤勝利の年上組との露出や活動の格差が話題になっている、マリウス葉。しかし、このインタビューでは新たな動きをちらっと明かしています。というのも、マリウスの頭の50％を埋めているのは、「映画」。「まだくわしく話せないんだけど、いま映画の撮影をしてるんだ」「『コドモ警察』のときとは違って、今回は大人の方もいっぱいいる現場」だそう。撮影現場ではお弁当をモリモリ食べているエピソードも明かしており、デビュー時に比べたらグンと伸びた身長にも納得です。あどけなかった表情が大人っぽくなってきたマリウス、映画ではどんな表情を見せているのか気になります。映画の詳細が発表されるのを期待して待ちましょう！