薄顔の絡みにハフハフ！

2006年から7年に渡って放送された『百識王』（フジテレビ系）が名前も内容もリニューアルし、10月15日深夜から新番組『モウソリスト』としてスタート。V6井ノ原快彦、A.B.C-Z戸塚祥太、Hey!Say!JUMP岡本圭人、ジャニーズJr.真田佑馬、高田翔、森本慎太郎ら出演者陣が、「もしも◯◯できたら……」という妄想を実現します。

11月5日放送回の冒頭では、「女子が理解できない男子の謎ランキング」の2位を埋めることに。ランキングには5位「友だちの前だと急に強気になる」、4位「彼女がいても合コンに参加」、3位「結婚したら終わりと考えている」、1位「付き合うまでは必死だが、付き合うとかまわなくなる」など、“あるある”な項目が並ぶなか、5位について真田が「（外では）『強く見せたい』ってことなんでしょうね」と男性側に共感。「オレは特に、（相手より）下に見られる派なんで！」と悲しい自己分析をしていました。

さて、そんな真田が「女子が理解できない男子の謎ランキング」の2位を言い当てます。2位は「煮物を作れるとしっかりした女性だと思う」でしたが、「煮物を作れる女性＝しっかりした女性」などという方程式は時代錯誤もいいところ。男性陣もそう感じたのか「別に（そんな風に）思ってねぇ～！」と岡本が言い放つと、一同ドッと笑います。しかし、既婚者・井ノ原の要求は高く「勘違いしてほしくないのが、煮物作れりゃいいってもんじゃねぇぞ!!」。井ノ原先輩の意見に、後輩たちは「それありますよね」「ホントそれですよ！」と深く頷きます。続けて「それ（煮物）さえOKだったら全部OKみたいな言い方するんだけど、全然違うからね！」と実感を込めてなぜか高田に訴える井ノ原。どうやら煮物に限らず、料理全般の腕を女性に期待しているようです。

一方で「男子がイラッとする女子の言動」については岡本が「あ、アレわかんない。お風呂の長さ。半身浴とか」とサラッと回答。ひとりっ子で両親は離婚しているはずの岡本。風呂が長いと感じる相手は、今年熱愛報道されたばかりのあの彼女なのでは？　と思わずにいられませんが、ここで井ノ原が「こっちは悶々として待ってるのに全然出てこないみたいな？」と茶化したのでスタジオは大爆笑。岡本は照れて「それは違う！」と反論しますが、井ノ原がさらに「ぶっ込んできたなーと思って」と続けたため、岡本は「やめろよ!!」と先輩にマジ切れ。本気で慌てる岡本の様子に、メンバーは大はしゃぎでした。

この日の番組では、経済評論家の森永卓郎らさまざまなコレクターを紹介。彼らが喉から手が出るほど欲しい逸品に賞金が懸けられます。その流れからスタジオでは、「子どもの頃に欲しかったけど手に入れられなかったもの」の話に。真田は5枚揃うと、その場で勝利が確定するというマンガ『遊☆戯☆王』（高橋和希、集英社）の「封印されしエクゾディア」のカードを挙げ、「頭、左腕、右腕、右足、左足っていう5枚のカードにわかれてるんですよ。それの左腕だけ持ってたんですよ！」と説明。5枚中たった1枚しか持っていなかったとは切なすぎますが、「もしかしたら今すごい額になってるんじゃないかな」と期待している様子。

ところが、実は真田の隣に座っていた森本は子ども時代に全てを入手していたようで、「僕持ってます！　全部持ってます！」と堂々と手を挙げ、真田は「えっ！　右足も持ってんの!?　ヤバーイ!!」と羨望の眼差し。この欲しくてたまらなかったカードに対し真田は「1万円ぐらい」と価格を予想。が、MCの戸塚が引っ張って引っ張って散々期待させて出した結果はなんと、5枚セットで1，000円。復刻版が出ているというのがこの価格の理由だそうですが、あまりの値段の低さに2人は唖然としていました。

番組リニューアル後に新しくメンバーに加わった森本。そこで森本を紹介するコーナーが設けられました。ここで「森本伝説、結構ありますからね！」と切り出したのは真田。「すんごい真面目なんですよ！」という森本は、振付師に「帰れ」と言われて、本当に帰ってしまったのだとか。真田はそんな彼を「すんごいいい子！」と力説しますが、このエピソードを聞いた井ノ原は「全然いい子に思えないけど」と笑います。

これまでの放送でも、14歳の高田が10歳の森本に怒られた話や、岡本が敬語が使えず怒られた話など年代もグループ越えた交友関係を暴露してきたメンバーたち。この日は井ノ原が、戸塚と食事をした時のエピソードを明かします。場所は静かな日本料理屋。井ノ原お気に入りの店のため、料理が出てくるたびに「どう？　どう？」と戸塚に感想を求めますが、リアクションの薄い戸塚はろくに反応せず。そのため井ノ原は「食べた後のリアクションは、もうちょっと感情込めてやってほしいんだけど」とダメ出し。すると戸塚はその後、偽りのハイテンションに。静かな店内に響き渡る戸塚の「ウマイっ！」の声。「オレほんと恥ずかしくて……」と先輩に恥をかかせてしまった戸塚。「あの日は井ノ原くんに2、3回ビンタされた」と明かしてスタジオを沸かせました。

まるで楽屋を覗き見しているような、気楽なトークが楽しいこの番組。メンバーのプライベート秘話や妄想トークも続出とあって、ファンにとっては『百識王』よりもうれしい番組構成と言えそうです。