マルは繊細すぎて、天然に見られちゃうんだよね～

8月8日放送の『A-Studio』（TBS系）に関ジャニ∞丸山隆平が出演し、鳴かず飛ばずの貧乏時代に一緒に暮らしていたメンバーの村上信五とのエピソードやメンバーとの関係を語りました。

当時、京都から大阪までの電車賃が出せなくなった丸山に「うち来い」と声を掛けてくれたのが村上で、村上自身もお金がなかったのに丸山にパスタや朝食を作ったり、食事に連れていってくれたりと世話を焼いてくれたのだそう。一方で村上は、丸山を物質的に助けるだけでなく、仲間として厳しくも接してきたようです。約束していたフットサルに友人だけ寄越して寝坊した丸山に「仕事やったら大変なことになる。電話一本入れてこい！」と注意したり、バンドでの練習態度を注意してもヘラヘラして響かない丸山に「なんで笑うねん！　オレはホンマに怒ってんねんで！」と叱咤。

しかしそこで丸山もヘソを曲げることなく、「自分は小さい時から人に気を遣って、怒られた時にどうしていいかわからないから笑ってしまう」と本音を打ち明け、これに村上も「わかった。これからはなんでも相談せい。オレがやったるから」と力付けたとか。また村上によれば、丸山は以前とてもメンタルが弱く、自分だけダンスやベースの覚えが遅いことにいら立ち、ひとり別の場所でずっと自分の頭を叩いていたこともあったそう。けれども安田章大によると、丸山のベースは「3年前に音が変わった」「自信が出てきて、ベースが楽しくなった時期やと思う」とのこと。丸山はしっかりメンバーに見守られて、前に進んできたようです。

しかしながら丸山の教育係・村上にも意外な一面が。丸山によると、村上は大の寂しがり屋で、同居中、丸山が先に寝てしまうと「マル！　マル！　寝た？」と話しかけてくるため、丸山は村上のイビキを確認してからでないと寝られなかったとか。当時からお互いの欠けた部分を補っていた2人ですが、村上は鶴瓶に「マルの子どもだったら育てたい」とまで言ったそう。丸山への愛の深さを感じますね。

また番組中紹介されたメンバーからの質問も、愛に溢れたものばかりでした。丸山のギャグを100％笑ってくれ、丸山が「僕の心の支えです」と感謝する大倉忠義は、実は丸山のプライベートをあまり知らないそうで「なにをしている時に楽しさや幸せを感じますか？」と尋ねます。また錦戸亮も「あなたが楽に過ごせる人になりたいです。誰といる時が一番楽ですか？」と丸山を気遣うようなメッセージ。丸山はこれに「ひとり……」と回答し、また大倉からの質問にも、普段は「食べ歩き、飲み歩きが好きなんです。ひとりが楽なんです。一緒に誰かといたりすると、『どうしたいかな』とか（気を遣ってしまう）」と「ひとり」を強調します。

「ひとり」が好きな丸山だからこそ、安田は、ある日カラオケに呼び出されたことを不思議に思っているようで「どうして僕で、僕となにを歌いたかったのか。そして、その心はどんな感じで満たされてたのか。次はいつ決行するのか」「そしてなによりも、僕がすごくその電話がうれしくて、次を楽しみにしているのかわかってますか？」と尋ねます。難しい顔をして聞いていた丸山は「なんか泣けますね」としみじみとし、その時のことを振り返ります。

カラオケ付きの店で、やはりその時も“ひとり”で飲んでいたという丸山。しかし関ジャニ∞の持ち歌を歌ううち、「メンバーの声が聞きたい」と恋しくなり、「安だったら来てくれるかな」と安田に電話。時刻は深夜2時。安田はもう寝る前だったそうですが、着替えて出てきてくれただけでなく、カラオケ代に食事代も支払ってくれたとか。デビュー前には大阪・梅田で路上ライブをしていた2人。そのため2人で歌うことが「昔のことを思い出す良い着火材になる」と語っていました。

また渋谷すばるは「自分への誕生日プレゼントを錦戸亮の誕生日にくれたのはなぜか？」と丸山のお茶目さがわかる質問をし、横山は収録前、柄にもなく「丸山をよろしくお願いします」と鶴瓶に電話を入れたとか。「ええメンバーに囲まれてるよね」と鶴瓶が言うと、丸山は「ほんとにこのグループじゃなかったらなにしてるかわからないですもん」とうなずいていました。

この番組でMCの鶴瓶とだけ会話しようとするゲストも多いなか、アシスタントの山下リオともすすんでコミュニケーションを取る姿が印象的だった丸山。不器用で気い遣いで、だからこそみんなに愛される彼ですが、それゆえに疲れてしまうことも多いはず。関ジャニ∞のデビューから10年。これからはもう少し、肩の力を抜いても良いはずです。