ポジティブを手に入れたタッキーのお姿をご覧ください

8月23日放送の『心ゆさぶれ！先輩ROCK YOU』（日本テレビ系）にタッキー＆翼の滝沢秀明が出演。自身が手がける舞台の裏側や、ジャニーズ事務所に伝わる奥義を明かしました。

14歳でジャニーズ事務所に入り、その半年後にはドラマ『木曜の怪談』（フジテレビ系）に主演するなど一気にスターダムに駆け上った滝沢。しかし当時は事前に仕事内容を教えてもらえず、「現場に行ったらドラマだったんですよ」と話してMC陣を驚かせます。その後のNHK大河ドラマ『義経』主演という大役でさえも「新聞で知りました」とのことで、事前に教えてもらえるようになったのは、つい5～6年前の話だとか。

そうなると、ジャニー社長はなぜ事前に教えてくれないのかと疑問に思うもの。MCの加藤浩次は「反応を楽しんでいるのでは」と予想しますが、滝沢によると「ジャニーさんは、『即対応出来ないヤツはダメだ』っていうのがありますね」とのこと。以前、風間俊介が同番組に出演した際も「うちの事務所が最初に覚えさせる四字熟語は『臨機応変』」と明かしていましたが、とかく“生もの”の舞台やコンサートではケガやハプニングが日常茶飯事。滝沢も、エンターテイナーは万一の事態にも瞬時に対応できなければならないという教えを、入所当時から叩き込まれてきたようです。

しかし、今ではジャニー社長の無茶ぶりに感謝しているという滝沢。後輩に対しては「自分で考えろ」という姿勢でいるそうで、「教えるっていうよりは、みんなが勝手にいろいろ見て、いろいろ学んでほしい。僕らも先輩からそう教わったので」「ジャニーズって厳しいようで、ガーッて言うようなタイプの先輩は誰もいないので」と、ジャニーズで継承されてきた極意にも言及します。歌もダンスも独学しかないとなれば上達が遅くなりそうですが、「ジャニーさんが見てるのは、踊りの上手い下手は関係ない。その子のやる気だったり、雰囲気」。そうして努力してもデビューに至るのはほんの一握りですから、なんとも過酷な世界です。

また先日放送された別番組で、ニュージーランドの巨大洞窟ハーウッズ・ホール探検に挑戦した滝沢。その際に一切弱音を吐かず、そればかりか終始笑顔だったことで視聴者を驚かせましたが、この日はそのポジティブさのルーツを明かしていました。それは滝沢がジャニー社長から言われたという「頑張るのは当たり前」という言葉。以前は「頑張る」という言葉をすぐに口に出していたそうですが、それを聞いたジャニー社長から「この世界で生きる人は、頑張るのが当たり前なんだから口に出すな。人に対して『がんばってください』って言うのも失礼だから言うな」と教えられ、それ以降滝沢は「弱音を吐かなくなった」んだそうです。

そんな滝沢の仕事を語る上で欠かせないのが、2006年に『滝沢演舞城』としてスタートし、現在「予算管理以外、全部」に関わっているという舞台『滝沢歌舞伎』。番組冒頭、自身の心を揺さぶるものとして「座長」をキーワードに挙げた滝沢は、この日実際に作ったという企画書を披露しました。そこには登場人物の相関図からプロットまでがパソコンで詳細に打ち込まれており、アイドルが作ったとは到底思えぬ緻密な仕上がり。加藤は思わず「（こういうの）作れるんだ！」「オレのタッキーのイメージは手書きだった」とコメント。滝沢は毎年斬新な演出を取り入れていますが、「やりたいことはたくさんあるんですけど、実現できないことが多い」と嘆いてもいました。

また加藤が「ちょっと今（腹筋）見してくれる？」と無茶ぶりしたことから、滝沢が美しい腹筋を見せる場面も。驚くことに「普段は本当になにもやってない。トレーニングとか本当に苦手なんで」とのことで、稽古から本番までの約2カ月で「筋肉が勝手に付く」んだとか。この舞台がいかにハードかうかがえます。

来年の舞台も楽しみな滝沢ですが、タッキー＆翼としては8月20日に新曲「抱夏-ダキナツ-」をリリース。また年内のニューアルバムリリースと、12月のライブ開催も決定しています。滝沢は番組で「僕らのファンの方って（キャーを）言わない人が多くて。見るタイプなんですよね」と分析し、「コンサートはやっぱり盛り上がりたい」「（キャーッて）言ってほしい！」と本音を明かしていましたから、今年は彼らのためにも黄色い歓声でライブを盛り上げたいですね！