「保護者系アイドル」という新ジャンルを貪欲に狙う翔さん

慶應義塾大学の先輩・後輩という縁もあって昨年からプライベートの交流が始まった、嵐・櫻井翔＆Sexy Zone菊池風磨。仕事上では“管轄”の問題から両者が絡む機会は少なかったものの、「Myojo」2015年3月号（集英社）では「初公開！似たもの兄弟トーク」として2人の対談が掲載され、ファンの注目を集めています。

以前から「尊敬する先輩」に櫻井の名前を挙げていた菊池は、昨年2月に携帯サイト「Johnny’s web」で櫻井と食事に行ったことをファンに報告。その後も親交を深め、3月公開の櫻井主演映画『神様のカルテ2』を見に行ったという菊池は「Myojo」14年8月号で、「終わってから、翔くんにめっちゃ長文の感想メールを送ったら、“こんなに長い感想文は初めてです”って返ってきた。よろこんでくれてたけど、ちょっと迷惑だったかな～（笑）」と語ったこともありました。

今回の対談は、別の仕事場から到着した櫻井が同誌のスタッフに「うちの菊池が、いつもお世話になっています」と挨拶するなど、“身内感”のあるアットホームな雰囲気で進んだようです。

まずは大学の共通の知り合いを介して連絡先を交換した話や、初めて食事に行った際の印象など、さながら2人の“なれそめ”のような話からスタート。櫻井は交流が始まった当初から“風磨”と呼び捨てにしていたそうで、「『うちの菊池が』なんて言ったのはさっきが初めて。そもそもこんなシチュエーション、初めてだから（笑）！　正直、ふたりでカメラの前に立ってポーズとったりしてるのがヘンな感じ。弟と撮ってるみたいで、なんか照れる」と漏らすと、菊池も「恐れ多いですけど、ボクもお兄ちゃんと撮ってるような不思議な感じです」と同調。ジャニーズや慶大という共通点だけでなく、嵐のデビュー曲「A・RA・SHI」の作詞を「J＆T」名義で菊池の父・菊池常利が担当した縁もある2人ですが、櫻井は「本当、めぐり合わせってすごいなあって思ったよ」と、あらためて菊池との縁の深さを実感。

プライベートで会う時は、やはり仕事や学校の話になることが多いそうですが、菊池は「翔くんの言葉はいつも胸に響いてます。特に仕事の現場でかけてくださる言葉は印象に残ることが多くて」と切り出します。13年にSexy Zoneが初めて出場した『NHK紅白歌合戦』でも櫻井のアドバイスのおかげで“全力でハジけられた”といい、「『FNS歌謡祭』（14年）も、リハからガチガチで。Sexy Zoneはその中でいちばん年下のグループだったし。あのときは舞台裏で翔くんが声をかけてくれたり、本番直前にうなずいてくれるのを見て、“イケるな！”って安心してできました」と回顧。櫻井も、ジャニーズトップの近藤真彦をはじめ多くの先輩がいる中で「風磨、大丈夫かな？」と思ったそうで、本当の兄のようなに弟を見守ってあげている様子です。

また、櫻井は「それと、オレは風磨が3月になったら、いっしょに酒を飲めるのも楽しみにしてるよ」と切り出し、食事の約束を取り付ける2人。しかし、菊池はかねてより櫻井と食事に行く際に悩んでいたのか、「たとえば翔くんと鍋を囲んだときに、ボクは後輩だから肉とか野菜を鍋に入れようとするんですけど、翔くんはやさしいから、全部やってくれるじゃないですか。そういうとき、ボクはどうすればいいんですか？」と率直に質問。櫻井は「そのまま甘えてくれれば」と言いつつも、「なんか申しわけなくて」と食い下がる菊池に「じゃ、俺の好みを言うと、『やりますよ』（後輩）、『いやいや、いいよいいよ』（俺）この1往復があれば大丈夫！」とコメントしていました。

ちなみに、菊池は同日発売の「ポポロ」15年3月号（麻布台出版社）で、先輩と鍋を食べにいったとき「取り分けをどうすればいいか」の対処法を先輩に相談。回答者のKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔も答えを出せませんでしたが、藤ヶ谷も櫻井を尊敬していたこともあり、「風磨くん（藤ヶ谷に）刺されない？」「よっぽど悩んでたんだ」といったファンのツイートが話題になっていました。対談で本人から「そのまま甘えて」という回答をもらい、今度こそ気兼ねなく櫻井との食事に出掛けられそうですね。

このほか今回の初対談では、ご飯に行った帰りで律儀にメールを送ってくれる菊池に対し、「『兄貴！』って、本当に弟みたいでかわいい」と溺愛っぷりを披露し、菊池がお土産で買ってきたTシャツを櫻井に渡すなど、相思相愛な関係性が伝わりました。お芝居やトーク番組での共演について構想を話していた2人だけに、今後の展開に期待が高まります。