「否応なしに経済効果を感じざるを得なかった」、櫻井翔が嵐の社会貢献を語る

2015.6.11

「否応なしに経済効果を感じざるを得なかった」、櫻井翔が嵐の社会貢献を語る

翔くんは「調子はどうだ~い?」って言ってるだけじゃなく、いろんなこと考えてたのね!

9月19日~23日(21日は休演)に、ひとめぼれスタジアム宮城でコンサート『ARASHI BLAST in Miyagi』を開催する嵐。昨年9月には、ハワイ州知事からのオファーで15周年記念ライブ『ARASHI BLAST in Hawaii』を行いましたが、今回は宮城県からの招待を受けたことで公演が実現。東日本大震災の復興支援を目的としており、地元とコラボレーションしたグッズ販売が計画されるなど地域を巻き込んだプロジェクトとなっています。

震災後は個々に被災地に足を運んできた嵐メンバーですが、コンサートを行うのは2007年の全国ツアー以来初めてのこと。嵐がハワイで公演を行った際には22億円もの経済効果をもたらしたとも言われているだけに、4公演で計20万人を動員する宮城公演も大きな盛り上がりを見せることは想像に難くありません。

そんな中、櫻井翔が「日経エンタテインメント!」2015年7月号(日経BP社)で、宮城公演に向けた思いや「嵐の経済効果」まで、率直な気持ちを語っています。

櫻井は嵐が初めてドームツアーをやるようになった08年ごろから、たとえば嵐が福岡でライブをやると、友人から「今週末福岡に出張なのにホテルが全然取れないんだけど?」というメールが来るようになったと明かした上で、

「北海道でライブをやると、また同じことが。そうしたことが続いたもんで、否応なしに(ライブの)経済効果というのを感じざるを得なかった。おごりとかではなく。ならば、盛り上がりを望んでいるような場所に僕らが行ったら、ある種の地域振興になるんじゃないか?――という考えがまず僕個人の中に浮かんだんです、漠然とですけど。さらに震災が起きたことでより一層、そうしたことを考えるようになって」

と、周囲の声によって実感し始めたことを打ち明けていました。こうして櫻井が「地域振興」について考える中で昨年のハワイ公演の依頼が舞い込み、メンバー内でも「3時間だけエンタテインメントするんじゃもったいないね」という話に。開演前に出店で現地の物産が買えたり、街に嵐のペイントバスを走行させるなど「ハワイ全体を嵐色にしたらどうだろう?」とのアイデアが浮かんだとか。櫻井自身はハワイの成功を受けて宮城公演が決定したのかどうかは把握していないそうですが、

「ともあれ被災地・宮城から申し出をいただいたので、ハワイで得たナレッジ(知識・経験則)と僕が漠然と描いていた地域振興の夢が、幸運なタイミングで結び付いた…という感じです」

と、9月の公演に思いを馳せています。『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のキャスターを通じて被災地を訪れる機会も多い櫻井。そのキャスター業を始めてから「CSR(=企業の社会的責任)」のようなことを考えるようになったといい、宮城でのコンサート開催は感慨もひとしおでしょう。

実施に宮城コンサートは、さまざまなところにも影響を及ぼしています。開催発表後には会場周辺のホテルが即満室となったほか、仙台市のビジネスホテル「ホテルルートイン仙台泉インター」のネット予約にシステム障害が発生。申し込みが殺到してしまい、部屋数203室のホテルにもかかわらず数千件の予約を受け付けてしまったことがニュースで伝えられていました。

さらにコンサートの開催が発表されたおよそ数日後、9月20日・21日に宮城教育大学でシンポジウムを予定していた「日本質的心理学会」が、嵐のコンサートによって「宿泊予約がまったくできない状態」を理由に、開催日を10月3日・4日に変更したことを公表し、ネット上でも大きな話題に。同じく19日・20日に仙台での開催が企画されていた「国際混合研究法学会 アジア地域会議」は、会場を大阪に変更。23日から仙台市で行うはずだった「日本遺伝学会第87回大会」も、24日~26日に日程を再調整したほどです。

このように嵐のおかげで思わぬ“被害”を受けてしまったところもありますが、開催発表だけで騒ぎになってしまうとは、それだけ嵐の影響力が強いという証拠でしょう。

また、同誌で櫻井は宮城公演について「地場産業を生かして盛り上がるようにしていきたいな」と理想を語っているものの、

「とはいえ、ファンの方たちには、ただ単純に楽しんでもらえればと思ってます。“地元のために”とか言いましたけど、そればっか考えながら力んでコンサートやっててもお互い楽しくないじゃないですか。お客さんには純粋に『ああ、また行きたいな』と思ってもらえて、招致してくれた土地の方々には『また嵐を呼びたいな』と思ってもらえるものにしたい。それが僕らにとってのイベントの成功だと思います」

と、遠方から足を運ぶであろう嵐ファンへの配慮あるフォローも。招致を受けて公演が実現するまでには複数の条件をクリアする必要があるそうですが、「ただ、呼んでもらえるなら、可能な限りシリーズ化していきたいなーとは思ってる。まだよちよち歩きの『Blast』を、温かく見守っていただけたらうれしいです」と、今後の展望を述べていたのでした。

櫻井や嵐の思いがどのような形で実現するのか、9月の公演が楽しみですね。

コメント

  1. 匿名 より 2015年6月11日 10:53 PM

    ちょっと思い上がってんじゃねぇ?
    そのせいで、大迷惑被ってる人たちも確実にいるわけよ。
    金の動き方が下品になるんだよなぁ、
    まるで、大陸の某成金国からの観光客が日本でなりふり構わず大金落としてケース単位で買い占めている時のよう。まぁジャニヲタの振る舞いは常に下品そのものだけどね。

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    • 匿名 より 2015年6月12日 2:58 AM

      そう言ってるあなたの応援するアーティストが同様の発言した場合、あなたは嬉々として支持するんでしょうね。
      あなたこそ、思い上がってんじゃねぇ?

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    • 匿名 より 2015年6月12日 5:02 PM

      いちばん思い上がってるのはアナタ。
      コメントが不愉快だわ。

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  2. 匿名 より 2015年6月13日 1:18 PM

    でも皆が皆嵐を好きな訳じゃない、学会だって嵐の支援と同じように日本社会を動かす小さな原動力。中止になるよりマシだけど、学会参加者がどれだけ迷惑したかも考えてほしい。嵐の支援だけがメリットではない

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  3. 名無し より 2015年6月14日 2:28 PM

    賛否両論ありますが、絶大なる経済効果が生まれるのは確か。

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  4. 名無しだJ より 2015年10月20日 11:19 PM

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