社長役は「ヒロくん」を参考に……ドラマ『HEAT』は、俳優・稲垣吾郎の無駄使い!?

2015.7.11

社長役は「ヒロくん」を参考に……ドラマ『HEAT』は、俳優・稲垣吾郎の無駄使い!?

ヒロくんも商売道具になっちゃったね……

<ジャニタレドラマ・ネットの声>

■『HEAT』(関西テレビ・フジテレビ系、毎週火曜22時~)初回視聴率6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

SMAPの稲垣吾郎が出演している連続ドラマ『HEAT』が7月7日にスタートしました。初回は2時間スペシャルとして放送。稲垣とは初共演となる、EXILEのAKIRA演じるエリートビジネスマンが、街の情報収集のために素性を隠して消防団員に入団。消防活動を通じて人を守る喜びを知り、人間的に成長していくストーリーです。消防士ではなく、一般市民で構成されている消防団員を描いたドラマは初めてとのことで、総務省消防庁と東京消防庁が全面協力し、すでに映画『DRAGON』(仮題)の制作も決定しています。

初回は、大手不動産会社「クローバー都市開発」にヘッドハンティングされた池上タツヤ(AKIRA)が消防団に入団する経緯を紹介。仕事はデキるけれども少々傲慢なタツヤは、社長の日比野仁(稲垣)の期待に応えるべく、大型都市再開発プロジェクトの準備を進めていました。しかし、ライバル社員の濱田直樹(田中圭)に候補地を横取りされてしまいます。そこで新たな候補地として「幸多市」を選びますが、保守的な土地柄で地権者となかなか近づけません。偶然、「幸多市消防団・第11分団」のリーダー・安住咲良(栗山千明)と出会い、地権者の情報を得るため素性を偽って入団。

ところが、この消防団の活動はペット探しに始まり、消火活動は消防署隊員に遮られるなど、闘争心の強いタツヤにとって納得がいかないことばかり。そんな中、タツヤは、火災現場で大地主・相良絹江(銀粉蝶)の愛犬を発見。助け出そうと飛び込みますが、炎の中動けなくなり、団員たちに救出されます。

稲垣が演じているクローバー都市開発の辣腕社長・日比野は、蝶ネクタイ姿で登場。結果を重んじる冷徹な性格で、どこか謎めいたところがあり、社長室では紅茶を嗜みバラを育ています。稲垣いわく性質は違いますが紅茶や花の栽培は「自分の趣味に近い」(「TVfan cross Vol.15」共同通信社)とのこと。役作りは、なんと話題の同居人“ヒロくん”を参考にしていることを明かしています。

「役柄のことを話したら『社長とはこうあるべきだ』というのを延々と語られて、途中で眠くなっちゃったんですけど(笑)。(中略)まあ同じ社長でも日比野とは全くタイプが違うんですけどね。普段そうやって戦っている方なので、プライベートになったときは僕が癒やしてあげて。ドラマもきっと一緒に見るんじゃないかな?」(「TVfan cross Vol.15」)

稲垣とヒロくんがどういう間柄なのかいまだによくわかりませんが、そんなミステリアスなところは日比野にも通じ、なかなか適役のように見えます。しかし、ネットでは稲垣の出番の少なさに対して不満を抱いているファンも多いよう。「稲垣の無駄遣い」「なんで仕事選ばないんだ?」「なんで脇ばかりしてるんだろ」「主役でドラマできないのか」などなど、もっと俳優・稲垣をじっくり堪能したい人には物足りないようです。確かに人気やキャリアからみて、もう少し見応えのある役でもよかったかもしれません。しかし、逆に言えば、少ない出番ながら初回でこれだけ充分に存在感を発揮していたのですから、その点はさすが稲垣と言えるでしょう。アツい男・タツヤとクールな日比野がどういったやりとりを見せるの、今後が気になります。

6月24日に行われた制作発表記者会見では、「EXILEに入りたいです。機敏なダンスに憧れるんですよね。割れた腹筋とか。とはいっても僕上半身脱ぐのはNGなんで」と記者を笑わせていた稲垣。SMAPのメンバーとしてもEXILEを意識していたようで、「EXILEの皆さんはグループでの活動をしながら、バラエティーや司会業、ドラマなど、いろんな挑戦をされていて。僕たちSMAPもそういった活動をしているので、意識して拝見していました。AKIRAさんは特に役者としても活躍されているのを見ていたので、ご一緒できるのがすごく楽しみでしたね」(「TVnavi SMILE vol.17」産経新聞出版)と明かしていました。

俳優として異彩を放ち、それが年を追うごとに強くなっている稲垣。今回の作品も、単なる“脇役”ではなく、大きな経験の1つとなり、稲垣個人だけでなくSMAP全体にもよい効果をもたらすのではないでしょうか。

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