Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔と、ドラマ『デスノート』『臨床犯罪学者　火村英生の推理』（ともに日本テレビ系）などに出演し、今最も期待される俳優の窪田正孝がダブル主演となっているドラマ『MARS～ただ、君を愛してる～』（同／毎週土曜深夜放送）。原作は「別冊フレンド」（講談社）で1996年～2000年まで連載されていた惣領冬実の『MARS』。累計発行部数500万部を超える“究極の恋愛マンガ”であり、台湾でも実写化されている人気作だ。

　初回から3％台の視聴率をキープしており、深夜帯のドラマとしては可もなく不可もなくといった数字が続いている。そんな中、2月13日に放送された第4話で起こったまさかの展開が、ファンの話題を呼んでいる。

　藤ヶ谷演じる樫野零が、想いを寄せる麻生キラ（飯豊まりえ）の描いた絵を盗作した倉沢尚也（渡辺佑太朗）に暴力を振るシーンがハイライトとなった第3話。その後、停学処分となった零は、中学からの同級生である桐島牧生（窪田）から「零と付き合うには、彼女は繊細すぎる」という忠告を受け、キラに別れを告げる……という第4話だったのだが、ストーリー以外にも見どころが多すぎる内容だったのだ。

　まずファンが歓喜したのが、藤ヶ谷のシャワーシーンだ。キラが零の家を訪れ、床に倒れている零を発見する……というところまではいいのだが、CMがあけるとなぜか零はシャワーを浴び、飄々とキラの前に現れるのだ。Twitterでは「もう少しシャワーシーン長くてもいい」「ガヤ様大サービスじゃん！」と、ストーリーそっちのけでサービスショットに喜ぶファンが続出。

　そして大きな反響を呼んだのが、第4話のラスト。牧生から倉沢が学校の屋上から飛び降りたと聞かされた零とキラは、その現場に駆け付ける。血痕を見てなにかを思い出した零は、過呼吸を起こし、その場で倒れてしまう。動揺するキラとは対照的に、冷静に零を抱き起こした牧生は、そのまま零の顎を持ち上げ“人工呼吸”をしたのだった。“人工呼吸”とわかっていても、さながら“男同士のキス”であったこのシーンには、「人工呼吸ってこんなに美しいのか!?」「窪田くんと藤ヶ谷くんのキスシーン綺麗……」と感動の声すら上がっていた。
　
　今回の放送直後には、6月18日に劇場版が公開されるという発表もされ、ますます盛り上がりを見せる『MARS～ただ、君を愛してる～』。第5話からは零の過去やキラの心の闇が徐々に明らかにされ、劇場版までノンストップで楽しませてくれそうだ。