主演映画『暗殺教室~卒業編~』が3月25日から公開となる、Hey!Say!JUMP山田涼介。「オリスタ」3月28日号(オリコン・エンタテインメント)では、俳優・山田涼介をクローズアップしたインタビューを掲載している。
昨年は前作『暗殺教室』『グラスホッパー』と立て続けに映画に出演し、童顔からは想像もつかない硬派な演技を見せた。2作とも原作のある作品だが、特に『暗殺教室』は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中(3月19日発売号で最終回)ということで、「いちばん大切なのは、(原作で)描かれていない部分だと思うんです。マンガの連載が続いているから、読者の方は話の内容を知っているわけで。(山田演じる)渚にとっての大事なシーンの表情とか、映画では描かれていない場合もあるんですけど、自分としてはちゃんと頭に入れて置くようにして」と、そのこだわりを語っている。
役者の仕事は「ゴールがないので」と前置きしながらも、「ある時期までは、(演技を)すごく考えてやっていたんです。でも途中から、その場に行って、相手とキャッチボールすることが大事だな、って気付いた。(中略)見た目を役に近づけるのは当たり前。でも気持ちの面では、現場に行って、やってみなきゃわからない。だからリハーサルは、リラックスして、すごくラフな感じでやって、本番で生まれるものを大事にしたい」と、演技との向き合い方が変化してきたと説明。
その結果、『暗殺教室~卒業編~』のクライマックスシーン撮影は「カットがかかって、俺自身が我に返ったとき、周りにいた全員がズルズル鼻をすすってる音が聞こえて(笑)。お芝居を超えて、気持ちが繋がったなぁ、という実感がありました」と、納得の出来だったのだそう。その迫真の演技はぜひ、スクリーンで確認してみてほしい。
また今回の共演者たちは平均年齢が15~16歳ということで、彼らの集中力や演技力に感嘆しつつも「最近ね、『ちょっと前までは、俺こっちの立場だったけどな』みたいに思うことが増えた。世代交代ってこういうことなんだね(笑)。(中略)JUMPだって、来年10周年ですよ」と、いつの間にか現場でも中堅の立場になっていることに苦笑いしていた。
先ごろ前作『暗殺教室』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したことについては、「この仕事やってて本当に良かったなって心から思った」と感慨深げ。ただこの回の最優秀主演男優賞を受賞した嵐・二宮和也に対しては少し複雑な気持ちがあったそうで、「二宮くんが受賞した時、ものすごく嬉しくて、『スゴいな』って思って。でも同時に『あ、悔しいな』『遠いな』って気持ちになった」「二宮くんにも直接言ったよ、『先輩の背中がすごく大っきくて遠かったです』って」と、負けん気の強さを見せていた。
このほか“JUMPの9人主演で映画を撮りたい”など、さまざまな夢を語っていた山田。これまでV6や嵐、関ジャニ∞といった先輩がたはグループ主演の映画を撮っているので、意外と実現の可能性は高いかも!?
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