CMのことを考えてラジオで前振りしてたなんて……大人になったね健ちゃん！

　V6三宅健が、舞台『滝沢歌舞伎2016』でタッキー＆翼の滝沢秀明と初共演を果たすことを受け、自ら命名した「ケン＆タッキー」というコンビ名。それが予想を越えた広がりを見せ、ついに2人はCM出演まで果たしている。4月21日から放送されている「ケンタッキーフライドチキン」のCMに、ふたりは“ケン＆タッキー”として登場しているのだ。

　三宅は、自身がパーソナリティーを務めるラジオ『三宅健のラヂオ』（bayfm、2月8日深夜放送回）で、「タッキーアンドツバサ（タッキー＆翼）で、ケンアンドタッキー（健＆タッキー）、ケンタッキーってことです。僕達を『KFC』として略して読むなら、『ケンタッキーフライングチルドレン』って言ったところですかね。ケンタッキー歌舞伎だよ」と、無理やりケンタッキーに絡めていた。そのようなアプローチの甲斐あってか、見事出演を果たしたCMでは、楽屋に戻ってきた2人が置いてあるチキンを仲良く頬張るというものに仕上がっている。

　ケンタッキーフライドチキンの公式サイトによると、『滝沢歌舞伎2016』の制作発表会で「三宅さんが『ケン＆タッキーというおいしい関係になれたら』と発言されたことが、今回のTVCM出演のお願いをするきっかけのひとつとなりました」とのこと。

　三宅は、4月25日の同ラジオで「滝沢とCMをやってるとか、不思議な感じだったな。面白かったですけどね。どこまで使われてるかわかりませんけど、『健ちゃん』『たきちゃん』なんて呼び合っちゃったりしてました」と撮影時の裏話も明かしていた。ファンにとっては垂涎モノのシチュエーションではないだろうか。

　ところで、18日からは、V6岡田准一と風間俊介が共演する、「マルちゃん正麺カップ」の新CM「食べてみたら・後輩と篇」も公開されている。彼らも、3月12日に公開された映画『エヴェレスト 神々の山嶺』で共演を果たしており、今回の“ケンタッキー”のケースに近いものがありそうだ。

　年末のカウントダウンコンサートはもちろん、『ジャニーズ野球大会』の開催など、グループの垣根を越えたイベントはあるが、こうして別グループのメンバーによるCM共演が続くのは興味深いところ。ファンにとってはうれしいことだが、もしかするとその背景には、ジャニーズ事務所における方針になんらかの変化があったのかもしれない。いずれにせよ、“ケンタッキー”のような夢のコンビがさらに増えることを期待せずにはいられない。