モテなかった思春期を送ったから、ほめられることに慣れてないのよ

　ジャニーズ事務所入所後、わずか11カ月でCDデビューを果たしたNEWS手越祐也。ジャニーズJr.時代が短かったためか、手越の口から同期の話や、グループ以外のジャニーズとの交流が出ることはほとんどない。手越自身も、プライベートは友人と過ごすことが多いと公言している。

　そんな彼が、5月10日・11日に行われた舞台『ジャニーズ銀座2016』を見に行ったことが、5月31日深夜放送のラジオ番組『KちゃんNEWS』（文化放送）内で明らかになった。その日は、Jr.内ユニット「MADE」の公演。後輩の公演を見に行くのは7～8年ぶりだそうで、パーソナリティの小山慶一郎いわく「うちの手越さんが見に行くなんて、珍しいよ！」とのこと。そもそも『NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO』の名古屋公演の際、MADEの福士申樹から「今度MADE4人でライブやるから空いてませんか？」とお誘いを受けたそうで、直接誘われたらむげにできないと見学に行ったよう。小山が感想を聞くと、「音響のことで、こうしたらもっと良いのに、ってのはすげーあったけど、後輩がNEWSの曲を歌ってくれたのは素直にうれしい」と、先輩らしい感想を述べていた。

　この流れから、実はMADEの秋山大河と手越が同期という話に。しかもその話をしている時に、小山の携帯電話に秋山から着信があるというミラクルが起こった。そこで、放送中に秋山に電話を折り返すことに。

　電話に出た秋山に、小山は「キミ、今ラジオに出てるよ」とサプライズ。秋山は「え、マジっすか？　すごい奇跡……」と戸惑いながらも、リスナーに向けて自己紹介をした。そして秋山は、同期でありながら先輩でもある手越のことをなんと呼べばいいかを小山に相談した過去や、今回の公演で、見学に来ている手越の前で彼のパートを歌ったことが「すごいプレッシャーで、案の定声がひっくり返りましたけどね」と、心境を素直に吐露。そして最後に、小山から「手越の好きなところ言いなよ」と振られ、「裏表がまったくなく、みんなに優しいところが大好きです。悩んだ時とか、すげープラス思考な言葉が返ってくるから、モチベーションが上がります」と答えた。

　同期との縁が薄いと思われがちな手越だが、実は秋山には熱い言葉をかけているのだ。そういった裏事情を明かされ、さらに褒められた手越は「あはははは～」と大照れ。以前の放送でも、小山が、手越は褒められると恥ずかしがるという話をしていた。普段は人を食ったような性格の手越だからこそ、小山は照れる手越がかわいいらしく、今回もご満悦な小山だった。

　そのポジティブ思考と「アイドルとしてネガティブなところを絶対に見せない」というプロ意識で、後輩から憧れられることが多い手越。定期的に後輩をラジオに出演させ、手越を褒めると彼の新しい一面が発見できそうだ。