横尾さんのナチュラル「食べて食べて」がだいぶツボ

　Kis-My-Ft2が本気でカッコよさを競う番組『キスマイBUSAIKU!?』（フジテレビ系）。6月6日の放送は、「ダイエット中の彼女のために作る10分夜食」がテーマ。料理企画といえば、毎回優秀な成績を収めている“水回りの横尾”こと、横尾渉の独擅場となることが多く、今回もファンの期待を集めた。収録後のインタビューでも「普段のキングは藤ヶ谷太輔ですけど、水回りのキングは僕ですからね」と、自信満々で語っていた横尾。藤ヶ谷への“宣戦布告”とも取れる横尾の発言で、2人の一騎打ちになるかと思われた。

　しかし今回は特別に、ゲストで登場した俳優の斎藤工が挑戦者として参戦。余裕の表情を浮かべる斎藤に対し、メンバーは「ウソ!?」「なんで？　どういうこと？」と困惑。番狂わせを起こす予感がスタジオに漂った。

　常に上位に君臨する“キング藤ヶ谷”は、なんと『ブサイク』ゾーンに入ってしまう6位にランクイン。ガッカリした様子の藤ヶ谷が作ったのは、「グルテンフリーのパンケーキ」。チアシードやココナッツオイルなど、美容にもよい食材を使っていたのだが、787キロの高カロリーに加え、流行の食材を使ったことが裏目に出てしまい、「オシャレぶってんじゃねーよ」と、審査員から酷評を受けてしまった。

　ランキングが発表され、残されたのは横尾と斎藤のみ。この一騎打ちを制したのは、斎藤であった。キスマイが誇る“水回りの横尾”は残念ながら2位となってしまったが、馴れた手つきで「春雨と豆乳のスープ」「豚バラカツ豆腐」を作った。メンバーからも「めっちゃ食べたい」「マジで料理うまいね」と、ほめられまくり。また、「マイコがダイエット成功するまで、オレ料理作るよ」という最後のひとことも、「『料理作るよ』にキュン！」と女性審査員から高評価を得ていた。

　そして斎藤は、見るからにヘルシーな「大豆ベースのヘルシーサラダ」「ミョウガとショウガのウガウガスープ」を作り、見事1位を獲得。メニューの内容もさることながら、女性審査員から評価が高かったのは、小皿にスープを取って味見をする仕草や、匂いが気になる納豆を彼女役のマイコと一緒に食べるところ。「お互い食べちゃえばね、共犯みたいだね」と声をかける優しさと、言葉選びのセンスに女性審査員からは「全てが完璧!!」「これぞ理想の料理男子！」と大絶賛で、キスマイを圧倒した。

　この結果にファンは、「斎藤工かっこよすぎるだろ……」「色気がすごい」「私にも作ってほしい」など、悔しいながらも斎藤の1位には納得といった様子。さらに、「『キスブサ』は彼女をドキドキさせるのがテーマだからね」「料理の腕を競う番組じゃなく、女の喜ばせ方を競う番組だっていう基本的なことを思い出せた。単に料理作ってるだけじゃ足りないんだね」など、『キスブサ』本来の戦い方であったと、斎藤に拍手を送るファンもいるようだ。

　ゲストが参戦することで、メンバーにもファンにも刺激になった今回の『キスブサ』。彼らがよりカッコよく成長するためにも、一度番組の原点に立ち返る時期が来たのかもしれない。