疑惑を生んだ俳句ですが、好評でした！

―――『プレバト!!』（TBS系）に挑むジャニーズアイドルたちの活躍と成長の記録として、毎週放送内容を更新中！

■今回の挑戦者

千賀健永（Kis-My-Ft2）　4月6日放送　ジャンルは「俳句」

■テーマと作品

　今回のテーマとなる写真は「満開の桜」。春を象徴する花だが、“満開の桜”のアップ写真という情報量の少ないお題で、挑戦者の発想力が問われることに。今回は「俳桜戦」と題し、これまで名人・特待生の座を勝ち取った中からエントリーを申し出た人のみで順位を決めるため、難易度がかなり高く設定されている。

　現在千賀のランキングは、特待生3級。上を行く名人初段のKis-My-Ft2横尾渉へ“下克上”をはたせるのかに、注目が集まった。

　そんな千賀の作品は……「桜花　風の名残の　空の波」

　桜が風に打たれて花びらが舞う様子が、波のように見えることを詠んだ句。「そこに僕が居たんだよ」という思い出を感じさせる「名残」という単語を使ったことが、千賀本人の力の入れ所だと語っていた。

　横尾からは、「の」が多用されているにもかかわらず「いやらしくない」との評価を受け、さらに「悔しいですけど巧い」と、メンバーならではの反応を見せていた。

■作品の評価

　普段は辛口の夏井いつき先生が、「本当にキレイじゃないですかね。悪いけど、作者が（千賀と）わかってビックリした！　いつの間にあなたはこんなに上手になってるんですか？　勉強したでしょうこれは本当に！」と大喜び。褒められて恥ずかしかったのか、千賀は「3日間僕もオフがあったんで……」「ジャニーズって意外とヒマだから」と自虐ネタを放り込みつつ、ニンマリとした笑顔でうれしさが抑えられないようであった。

　夏井先生は、中七、下五が特にキレイで、上五から読んでいくと、桜の並木が波打つような、あるいは花びらがバーっと動くような光景が、脳内で見事に再生されると解説。修正はたった1点「桜花」の部分のみ。この言葉は伝統的な美意識を持っているが、逆に生々しい桜の映像の新鮮さが欠ける。上五で映像を表現するよう、「花満ちて」「桜花びら」「桜さくら」という、3つの提案がされた。

　千賀は「桜さくら」を選択し、夏井先生も「あなたのお話を聞いていると、これがあなたのイメージではないかという感じはいたします」と同意。千賀と夏井先生は、「じゃあ一緒ですね」「一緒ですね」とにっこり笑い合っていた。

■結果

　名人・特待生のみの8人中、見事3位という高順位を獲得。夏井先生からも「これがずっとできるようになったら、特待生を駆け上れますよ！」と、力強い励ましをもらっていた。千賀が名人に昇格の日も近いかも……？

＊＊＊『プレバト!!』とは……複数の芸能人・著名人が特定のテーマにそって、俳句や生け花、水彩画などの才能を競う番組。毎週20％に迫る高視聴率を記録している同番組には、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Zなどのジャニーズアイドルも出演しており、多彩な才能を発揮し（または発揮できず）、番組を盛り上げている。

　この番組では評価の基準として、「才能アリ」「凡人」「才能ナシ」と3つのランクが設けられ、その道のプロが作品をジャッジする。また、「才能アリ」の評価を受けた中でも特に優れた成績を残した人は、「特待生」へと“昇格”する。「特待生」はさらに「5級～1級」「名人」そして最高位の「師範」と細かく分けられ、スキルアップを目指している。