充電期間中、どんどんキャラの幅を広げています

　KAT-TUN中丸雄一が主演を務めるドラマ『マッサージ探偵ジョー』（テレビ東京系）の第4話が、4月29日深夜に放送された。初回から快調に視聴率を伸ばしてきた同作だが、この回の平均視聴率は2.1％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と、第3話から0.5％ダウン。ただし4月30日からAmazonでも配信がスタートした主題歌「お疲れサンクス」は、同日Amazonのデジタルミュージックアルバムランキングで1位を獲得。『ミュージックステーション』（テレビ朝日系）での一般募集企画“この曲のダンスが好き”にもSNS上で名前が浮上するなど、クセになる楽曲＆“ツボダンス”が徐々に浸透しつつあるようだ。

　同作で中丸が演じるのは、人間嫌いだが天才的な腕を持つ出張マッサージ師・ジョーこと矢吹原丈。毎回訪れる仕事先でなぜか殺人事件が起こるのだが、持ち前のマッサージ技術と鋭い観察眼でそれを解決していくというストーリーだ。第3話のオープニングには中丸による嵐・相葉雅紀主演の『貴族探偵』（フジテレビ系）のコスプレとおぼしきネタが加わって話題を呼んだが、第4話では何事もなかったかのようにこれまでの内容に戻っており、視聴者をけむに巻くような仕掛けも気になるところ。

　ある日、ジョーが「行きたくない……」とボヤきながら出張したのは、ラブラブなミュージカルスター夫婦の自宅。突然歌いだす2人のテンションの高さにゲッソリしつつも、公演を控えているという夫の柏崎海斗（郭智博）に施術するジョー。ところがその海斗が毒殺される事件が発生した。警視庁のマネー刑事（小澤征悦）＆タイガー刑事（和田正人）は「今回もまた利用させていただきます！」とノリノリでジョーを探偵として現場に連れ出すが、彼らの目の前で残された妻・亜紀（白羽ゆり）と海斗のマネージャー鷹取希恵（滝沢沙織）が刃物を持ち出して激しい罵り合いを始めた。実は海斗と希恵は不倫関係にあったという。亜紀と希恵に施術をしたジョーは、2人の表情と体の変化に注目するが……。

　4話冒頭でジョーが自分の父親について聞かれて口ごもるシーンがあったが、「お父さんに何か秘密がある？」「これをきっかけにだんだんジョーの過去が暴かれてゆくのかな……」と、これが今後のストーリーに関する何かの伏線ではないかと考えたファンも多かったようだ。ジョーの身の上に関しては、スーパーでの謎の男・黒服と「ほぐす堂」店主のエコ婆（倍賞美津子）のやり取りのシーンで「ジョーのほうは順調か？」（黒服）、「覚醒するまで、もう少しだ」（エコ婆）というセリフがあり、2人の中でジョーに関するなんらかの計画があることがはっきりしてきた。ジョーの父親は何者で、黒服とエコ婆は一体何を考えているのだろうか？