ジャニーズファンが大興奮した『ジャニアイ』から数カ月、5月23日に発売された「Myojo」2017年7月号（集英社）の人気企画「ジャニーズ10000字ロングインタビュー『STAND BY ME　～いつもそばにいてくれたね。～』」に薮が登場。「Ya-Ya-yah」として『ジャニアイ』に登場することになった経緯や、ユニットへの思いを語った。

　「ジャニーさんに電話して、“出たいです”ってお願いしました」と、薮がジャニー喜多川社長に“直談判”したことで、出演が決まったという『ジャニアイ』。「いっしょに出るなら光だな」という理由から八乙女を誘ったらしく、「俺と光は、Jr.に入ったときからジャニーさんに特にお世話になってきたから。これは、ふたりで出るべきだな」と、ジャニー社長が作・構成・演出を手がける舞台だからこそ、「出るべき」と決めたことを明かしている。

　「Ya-Ya-yah」の楽曲を披露することについては、「JUMPになってから初めてのことだから、“このタイミングでいいのかな!?”って葛藤もあって。やっぱり、初めて披露するなら、デビューからずっと応援してくれているJUMPのファン、もっと言えば俺と光、“やぶひか”を昔から知ってくれている人に向けて歌うべきじゃないのかなって」と、“ゲスト”という立場での出演に迷いがあったそう。しかし、ここでもやはりジャニー社長の存在が彼らを動かしたようで、「ジャニーさんが作った舞台だからこそ、“俺たちは、こういう活動をしてたんだよ”って見せる意味もあるんじゃないかな」と語っている。

　“電撃復活”を経て、「Ya-Ya-yah」について感じる今の気持ちをインタビューの中で明かした薮。JUMPのメンバーになってからは、「Ya-Ya-yah」のことを「忘れよう、忘れなきゃいけない」と思った時期もあったというが、ファンが“やぶひか”と言ってくれることや、Jr.が今でも「Ya-Ya-yah」の振り付けを覚えている様子を見て、「いろんな人の心の中にもYa-Ya-yahというグループは今も存在してるんだなって。それは、やっぱりすごくうれしいし、きっと何かを揺さぶるグループだったから記憶してくれてるんだな」と感じたのだとか。「たしかに今はJUMPの薮宏太だけど、過去をナシにするのはおかしいよね。Ya-Ya-yahというグループの一員だったことは、薮宏太という人間を形成する上で、欠かすことのできない要素なんだって、今は思うよ」と、『ジャニアイ』を終えて、改めて「Ya-Ya-yah」の存在の大きさを感じたようだ。

　このインタビューを読んだファンからは、「なんかもう薮くんにありがとうしかない。薮くんがジャニーズで、Ya-Ya-yahで、Hey!Say!JUMPでいてくれてよかった！」「Ya-Ya-yahって本当にすごかったんだなって改めて思ったし、薮くんにとってかけがえのないものだったんだなあ」「Ya-Ya-yahでいた時代をきちんと肯定してくれて、本当に本当ににうれしかった。うれしくて涙が出た」と、熱いコメントがネット上に投稿されている。

　「過去をナシにするのはおかしい」という薮の言葉は、Jr.時代から彼らを応援してきた多くのファンを救ったよう。伝説のユニット「Ya-Ya-yah」は、これからもメンバーとファンの心の中に生き続けるだろう