そんな映像を前に「かっけぇ~!」「うほぉ~!」とWEST桐山照史も大興奮の様子。「めっちゃ踊ってるやん! オレも首“バーン”ってやりたかった」という桐山に対し、河合は「今回、ボクたち『A.B.C.』が(やります)」と発表。なんでも、「今の『少クラ』に出てて、『欲望のレイン』見てたりとか、バックで踊ったのって『A.B.C.』の4人しかいないんですよ」とのことだ。

 そして、イントロが流れて『A.B.C.』をバックダンサーに従え颯爽と出てきたのは、Sexy Zoneの中島健人と菊池風磨。大歓声が起こるなか、セクシーなダンスと色気を含んだハーモニーで観客席をおおいに沸かせたのだが、問題はここから。ボルテージが最大にあがり、ここからがクライマックスというところで、なんと突然河合が歌い出してしまったのだ。

 これには、菊池も「ちょっと~!! 今良い感じにボルテージあがってたのに、なんすか!」と歌を中断し苦笑い。バツの悪そうな顔をしながらも河合は、「オレも“レインレイン”したいじゃん」と衝動を抑えられなかったと訴えた。これに中島が、「視聴者が今“レインレインレイン”ですよ」と上手く切り返し、「うまい!」と河合がほめたのだが、A.B.C-Z戸塚祥太と塚田僚一になだめられて“河合ステージ”は強制終了。

 そして、「これはもうしょうがない。ボクたち(菊池と中島)の責任でもあります。みなさんで謝りましょう」と全員で頭を下げることに。すると、再び音楽が鳴りだし、歌が再開という流れで、無事に中島と菊池の2人の歌声で幕を閉じたのだった。

 一連の流れをみてもわかるように、あくまでもこれはSexy Zoneの2人を含めた全員での茶番劇だったようだ。しかし、ファンからは不評だったようで、「聞き入ってたところで割って入ってこないでよ! 河合くん……」「まじ、邪魔なんですけど(苦笑)」「ひとこと言いたい! 河合くんウザいよ!」と演出に否定的な意見も多くみられた。とはいえ、河合のこの“ウザさ”は今に始まったことではない。毎回、豪華な組み合わせで魅せてくれる「少クラ名曲アルバム」は河合プロデュースのスパイスが必ず組み込まれており、河合の激しい自己主張が隠れもせずに出てきてしまうところも見どころとなっている。

 この批判を恐れずに自己主張する姿勢こそが、デビュー前のJr.を活気付けているのかもしれない。
(吉本あや/ライター)

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