Sexy Zone菊池風磨が初主演にして一人芝居に挑んだドラマ『吾輩の部屋である』(日本テレビ系)の最終回が11月20日深夜に放送され、平均視聴率3.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録した。全10回の平均視聴率は3.27%。同枠で放送された前作『孤食ロボット』の全話平均視聴率3.29%にわずかに及ばなかったものの、出演者は菊池1人だけ、視聴率0~1%台も珍しくない時間帯での放送だったことを考えると、上出来ではないだろうか。
菊池が演じているのは、一人暮らしの大学院生・鍵山哲郎。以前は都内の1K木造アパートに住んでいたが、大学院の研究のために群馬に引っ越し、古くて広い一軒家に住んでいる。彼のつぶやきにツッコミを入れるレギュラー声優として、カバの置物役に落語家・林家木久扇、炊飯器役に女優・賀来千香子、照明役にタレント・ミッツ・マングローブ、ビンたち役に声優・山寺宏一、そして恋人の植村さんからもらったカエルの置物役にタレント・増田明美が出演している。
第10回は「洋菓子作製プロセスの妥協案」「奇怪メール状況分析」「果てなき恋愛定義の終末」の3本構成。前回放送で大学院の後輩女子・東山と食事をしたことが恋人の植村さんにバレてしまった哲郎。「洋菓子作製プロセスの妥協案」では、「今度群馬に行きます」という植村さんに自分の愛の重さを伝えようと、ザッハトルテを手作りすることを思いつく。しかし、作りながら「植村さんに別れ話を切り出されるのでは」と恐れる哲郎。普段お菓子作りなどまったく興味がないため、ケーキの型もなければオーブンもない。しかたなくフライパンで焼くと、できあがったものはザッハトルテとは似ても似つかない、失敗した“お好み焼き”のようなものになった。
「奇怪メール状況分析」では、植村さんが群馬に来る朝、知らないアドレスから「毒だ」「飢えみろ」と奇怪なメールが届く。何事かと驚く哲郎だが、持ち前のポジティブ思考で「毒だ」は「ドクター(=博士課程合格)」、「飢えみろ」は「植村」の打ち間違いだと想像。その時、知らない番号から電話が。電話の主は植村さんで、携帯を買い替えたばかりとのことで、やはり謎のメールも哲郎の想像通り植村さんだった。しかし、電話口で東山と食事をしたことを謝る哲郎に、植村さんは電話をブチ切ってしまう。
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