近年はカミセンの活動停滞が嘆かれたり、V6解散賛成派に目されたりなど、消極的な報道に名前が出てきていた森田剛が、久しぶりに大きな舞台、三島由紀夫原作の『金閣寺』に挑みます。
1950年に起こった、見習い僧侶による金閣寺放火事件に基づいた作品。言語障害(吃音症)や厭世観に悩む主人公の僧侶を、宮本亜門演出のもとに演じます。今月29日の神奈川芸術劇場こけら落とし公演ほか5都市で上演されます。
昨年の森田は、春に上戸彩との足かけ9年にわたる熱愛が発覚したかと思ったら、秋には破局という慌ただしい1年を過ごしました。
もともと、02年に2人の熱愛が発覚した時も、当時、異性とのスキャンダル報道が多かった森田では長続きしないだろうと懐疑的に見られていました。先方の事務所やマスコミも森田を歓迎せず、やがて2人の関係も報じられなくなったことで自然消滅と思われていました。それが、09年になって「ずっといい恋しています」と上戸が交際宣言をしたことで、彼の評価も一転しました。
何より、まだ2人は続いていたのか、と世間は驚きました。もちろん、いい意味で。あの森田にしては長続きするじゃないか、意外と真面目な付き合いじゃないか、本当は男気のあるいい奴じゃないのか、という驚きです。これによって森田の評価はグンと上がりました。交際持続宣言が出た途端、今度は美談で報じられるようになりました。
森田は上戸と出会って変わった。デビュー当時は“チャラ男”だったが、上戸と付き合うようになると、いちずな思いにほだされ、夜遊び&女遊びの一切をやめたというのです。
結局上戸とは“永すぎた春”になってしまったようですが、少なくとももう誰も森田を“チャラ男”扱いすることはなくなりました。周囲の評価が変わったことで、森田自身も人や世間を見る目や価値観が変わったかもしれません。
「いままで仕事や取材でも、どこか『なめられたくない』というのがありましたが、舞台を経験して、そんな考えはなくなった。僕は圧倒的に経験が少ないし、ひとりじゃ何もできない。舞台はみんなで作るものだと悟ると、どんどん開放的になって、謙虚になった」(「日刊スポーツ」1月22日付インタビューで)
コメントにも、人間的な成長が感じられる森田剛の舞台に注目です。
ジャニーズタレントの昨年の活躍や今年の活動予定は『ジャニーズおっかけマップ2011』をご覧ください。
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