岡田准一主演のアクション映画、『SP 革命篇』(波多野貴文監督)が3月12日に公開されます。
昨秋に公開された『SP 野望篇』は、テレビドラマファンの待望論とともに、試写会で麻生元首相を警護するパフォーマンスも話題を呼び、興行収入が30億円を突破するヒットになりました。
今回は、公開1週間前の3月5日に、映画で描かれた事件の前日をドラマにした『SP 革命前日』(フジテレビ系)を放送して映画を盛り上げます。
ストーリーは、事件前日の警護課4係のメンバーの様子、テロリストたちや公安の動きなどを描き、『SP 野望篇』のダイジェストも盛り込まれた2時間スペシャル。
さらに、その前日の3月4日には、映画化のもとになったドラマシリーズのダイジェスト版『2夜連続「SP」スペシャル アンコール特別編』も放送するので、はじめて見る人でもスンナリ今回の映画に入っていけるようになっています。
岡田准一は、『SP』について『SP 野望篇』公開直前のインタビューで作品に対する意気込みをこう語りました。
「『SP』は(原案・脚本で直木賞作家の)金城一紀さんと一緒に、日本のエンターテイメントの力になれるような、超ド級の作品を作りたいと考え続けてきた結果です。
金城さんの小説を映画化した『フライ、ダディ、フライ』に出演した23歳のころから親しくさせてもらい、構想を話し合って来ました。『プロフェッショナルなSPという職業をテーマにしたら面白いね』という発想からドラマ化されましたが、当時から映画化を考えていました。
20代後半から、この『SP』にかけてやって来ました。最高のエンターテイメントにするための『チャレンジ』でした。アクションもリアルさをギリギリ追求しました。30歳を前に映画が公開されることは、僕にとって20代の集大成、運命だったのかな、と言っても過言ではありません」(「日刊スポーツ」2010年10月23日付)
岡田はこの作品のために、2年半前から格闘技のけいこを積み、截拳道(ジークンドー)やカリといった武術のインストラクター免許を同時取得。その成果を撮影現場でいかんなく発揮し、8カ月に及んだ撮影期間中、アクションシーンはスタントマンなしで演じたといいます。
「20代の集大成」という表現に相応しい岡田の役作り。今回も期待できそうです。
『Jマニア115』には、「祝・映画「SP」公開!岡田准一の挑戦」という「特別企画」の読み物が掲載され、好評です。
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