草なぎ剛が新聞初のコラム連載、と話題になっている日本初の週刊新聞「韓Fun」(カンファン)が今日創刊されました。
32ページの中には、活動を再開した東方神起、クォン・サンウ、チャン・グンソクなど韓国人スターのグラビアやインタビューが掲載されています。
その中で草なぎが連載をもつことになった理由は、もちろん彼が韓国通であるということ。先日もイチョルファン著『月の街 山の街』(ワニブックス発行)を翻訳して話題になったばかりです。著者が、庶民の暮らしの中にあるささやかな幸せを描いた感動の実話集です。
今日の『STOP THE SMAP』で草なぎは、この作品に対する思いを語っています。
「みんな、すごくいいって言ってくれまして。こないだ、マーチングJをやったときに岡本(健一)さんが来たんですけど、岡本健一さんからも『読んだよ、いい本だったよ』と言われたりね。『冬のサクラ』のね、(姑役だった)江波(杏子)さん。江波さんは、僕はあまりシーンなかったんですけど。一緒の。でも、最終回、パラパラとシーンがあって。江波さんもねえ、本を持っていてくださって、『いい本だ』と言ってくれたり。何かねえ、ホントに広がっていて。実話で、すごくみんなの心に届くみたいで。響くみたいで。テレビ局の方からもお手紙いただいたりして。個人的ね。社員の方に配っていただいたりとか。すごく嬉しいですね。うん。ワニブックスさんからこのお話が来て、1年ぐらい僕の韓国語の先生と一緒に、翻訳かかってしまったんですけど、僕も読んでる時からすごく良い本で。僕、知らなかったんですよね。韓国では360万部でていて、韓国人は知らない人はいないくらいの本で。それだけ人に伝わる力が強くて、今回も日本のみんなにもすごく伝わってるんで。すごく嬉しいですね」
いったんは酒乱トラブルで全ての仕事を謹慎した草なぎですが、その後の盛り返しは見事の一言です。
彼の活躍の背景には、3つの柱が確立されたことがあります。ひとつは、ヘアワックスのCMに出演したり、お笑い・体力系仕事をいとわなかったりといった脱アイドルの開き直り。そして、僕シリーズや『冬のサクラ』など、繊細で純朴な青年のキャラクター。さらに、今回のような「韓国通」です。
『徹底解明 草なぎ剛 ぼくの生きる道』には、その生い立ちから芸能界で大活躍するまでの軌跡が写真や友人の証言つきで記されています。
アイドルとして一世を風靡しながら、その後の方針が定められず、消えてしまうタレントは枚挙にいとまがありませんが、草なぎの「生きる道」は、理想的なアイドル出身のアラフォーといえるでしょう。
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