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原作ファンにも受け入れられた、岡田准一の“タブー”を生かした配役

2012.11.12

V6岡田准一が主演を務める映画『図書館戦争』の制作報告会見が8日、ロケ地である茨城県常総市で行われた。今作は、有川浩の同名小説が原作。この物語は「公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まるため」に、国家がメディアを検閲することが法律で認められた2019年の日本を舞台に、「知る権利」を守る自衛組織「図書隊」が不当な検閲から本を守るために戦っていくSFアクション。岡田演じる図書隊防衛部の鬼教官・堂上篤が、榮倉奈々演じる新米女性隊員の笠原郁を熱心に指導しながらも恋愛に発展していくさまも見どころだ。

撮影の合間に行われた会見では、2人のほかに、田中圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二ら、この日に発表されたキャストも登場。戦闘服に身を包んだ岡田は、「すごく人気のある原作の実写化となる作品に参加できることをうれしく思います。アクションだったり、郁との恋の行方だったり、いろんな要素がたくさんある映画です」と映画に対する意気込みを話した。榮倉を平手打ちするシーンについて、岡田は「一発『パン』と叩いたら、泣かれてしまいました。ものすごい罪悪感で、そのあとのセリフは動揺を隠せませんでした」と振り返ったが、「楽しんでしごいてます」と笑顔を見せた。軍事指導を受けて撮影に臨んだ岡田は、「怒っているか、戦っているか、銃撃戦しているか」というハードな役どころ。榮倉に「台本以上に鬼でビックリ」と言われるほどに、岡田自身も気合が入っている様子だ。

ところで、原作者の有川浩といえば、嵐・二宮和也主演のドラマ『フリーター、家を買う。』(2010年、フジテレビ系)や関ジャニ∞・錦戸亮主演の映画『県庁おもてなし課』(2013年5月公開)の原作者でもある。

有川は9日更新のブログで、先日『県庁おもてなし課』の打ち上げに参加した際、錦戸亮を「助監督さんかな?」と思うほどに錦戸が周囲のスタッフとなじんでいたことや、二宮と岡田に関しても「たいへん自然体で周囲を緊張させるということがまったくなかった」とし、「これがジャニーズ事務所のタレントさんのカラーなのかなと思ったりします。」と、岡田らジャニーズのタレントについての好印象な感想を述べている。

原作者から好印象なイメージを打ち明けられた形だが、岡田と榮倉については、雑誌「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー)で行われた、実写化した際のキャスティングについての読者アンケートで1位になったことがあるなど、原作ファンからの「納得」の声も多い。というのも、この2人の役はチビとデカ女という設定。岡田は身長が169センチと、男性にしてはあまり高いとは言えない。主演映画『永遠の0(ゼロ)』の公開も来年に控えるなど、映画界で売れっ子の岡田はもちろん演技力にも定評があるが、今回は低身長であったことも幸いしての起用のようだ。普段はタブーだろうが、劇中で「チビ」と言われる岡田の姿を見るのはある意味見どころかも? 来年4月27日の公開が楽しみだ。

コメント

  1. 川路里南 より 2012年11月16日 10:42 PM

    岡田准一様可愛そう。

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