「一番傷ついた」風間俊介が体験した、ジャニーズ内の“優しい”ウワサ

2013.3.31

「一番傷ついた」風間俊介が体験した、ジャニーズ内の“優しい”ウワサ

『純と愛』公式HPより

3月27日放送の『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK BSプレミアム)に風間俊介がゲスト出演しました。連続テレビ小説『純と愛』(NHK)での演技が光る風間。昨年末に放送された『ザ少年倶楽部プレミアム』の「平家派忘年会スペシャル」では、平家派の面々が2012年の風間の活躍をたたえ、酔っぱらった勢いで「平家派賞」を設立。冒頭ではその盾が授与されました。MCの国分太一から「風間くんはここ(平家派賞)目指してきたんだもんね?」と無理矢理同意を求められると、「そうですね。もうこれで(俳優)辞めてもいいかなって思うぐらいの(笑)」と乗っかる風間。なかなかジャニーズの先輩たちと顔を合わせる機会がなく、「僕のやってること、みんな知ってるのかな?」と思っていたそうなので、先輩たちが自分について話し、賞までくれたことを喜んでいました。

『純と愛』にキャスティングされる際には、脚本家とプロデューサーから「ダメなところ」を尋ねられたという風間。「結構言ったんですよ。それこそここでは言えないくらい」と話すと、先輩国分が「言ってよそれ!」とゴリ押し。すると風間は仕方なく「時間とお金にはルーズです。もう人間としてダメところですコレ」と告白。しかも「女の子が(自分の元から)発っていっても、ちょっと気持ち悪い感じで追いかけちゃうみたいな」。これには国分も手を叩いて爆笑。メール攻撃? それとも待ち伏せ? 風間が一体どんな風に気持ち悪く追うのか気になります。

今でこそ「役者」という道を見つけた風間ですが、ジャニーズJr.時代には悔しい思いもしてきました。嵐のメンバーや生田斗真と共に活躍していた風間は、中学3年の夏、高校受験に向け半年間活動を休止。長い人生のたった半年間だったわけですが、復帰後は同世代の二宮和也や相葉雅紀のバックで踊ることに。10年の同番組では「今思ったら小さいことかもしれないけど、当時はもう、『これが挫折か』って思いました」と語ります。国分から「よく腐らなかったね」と言われると「『自分にできることはやってみよう』と思って。『誰か見ててくれないかな』と思って」。

しかし徐々に全体数が増え、と同時に入れ替わりも激しくなったジャニーズJr.。周囲のかっこいい子たちを見て「いや~、勝てるわけないだろ!」と思った風間は、「何もせず、どんどんいらない人になっていくのがイヤだった」と自分の存在意義を探し始めます。嵐や関ジャニ∞のデビューに際しては、風間自身には「悔しい」という思いはなかったのに、おせっかいな周囲が「風間は落ち込んでるだろう」「アイツはかわいそうだ」「アイツは必死な思いでここまで這い上がってきたんだ」などと勝手にウワサ。自分の気持ちとは違う言葉の数々に、「一番傷ついた」と明かしました。

そして「自分の個性って何だろう」と考えていた1999年。風間は『3年B組金八先生 第5シリーズ』(TBS系)に出演。ここでの熱演を周りから高く評価された風間は、「役者」という仕事に活路を見い出します。しかしそれは自分の可能性を「見つけた」というよりは、「食らいついた。そこにしがみつくしかない気がした」という切なるもの。その後20代半ばには、この仕事で必要とされ続けるには「死ぬまでこの仕事をする覚悟」が必要だと気付き、腹をくくったのだとか。風間は国分から「芝居以外でやってみたいこと」を尋ねられると、「なんやかや言って芝居につながっちゃう」と言いながらも、「ナレーションをやってみたい」と目を輝かせました。

一方、の話を聞いていた国分は「オレはどっちでもいいっていう感じになっていってる」と発言。「20代の頃の方が、『もうこの仕事だけで絶対食っていくぞ!』って思ってたけど。32~33歳ぐらいから、『違う仕事もおもしろそうだな』と思ってきたりもして」と余裕の表情。多才な国分ならではの考えかもしれませんが、もし本当ならちょっぴり寂しい話です。

実は事務所の中で一番飲みに行くのは「嵐の相葉ちゃん」。この答えに国分は「えー! うそぉ! マジで!? 新鮮なんだけど! だってタイプが違うじゃん!」と驚きます。しかし風間と相葉雅紀は相思相愛。ある時は、相葉から電話で「今から来れる?」と食事に誘われ「今日はいいよ」と断ろうとすると、「いやさぁ、今さぁ、松兄(松岡昌宏)と飲んでるんだけど、松兄が『風間今から来れねぇかな』って言ってるけど」と相葉。慌てた風間は「20分以内に行くわ」と店に駆けつけますが、なんとそこにいたのは相葉のみ。「1人で寂しかったよ~!」と風間を出迎えたそう。聞けば「だってお前、断ろうとしてたからさぁ」。国分は「またさあ、『松岡』って名前出すところがいやらしいね!」とツッコんでいましたが、相葉はよほど風間に会いたかったのでしょう。

2人は仕事の話もよくするらしく、「(相葉は)オレの今の状態を、ものすごい喜んでくれてるので」と風間。20代前半の頃は「今はうまく行ってないけど、がんばろうぜ!」と励まし合ったそうですが、「(生田)斗真もそうだけど、今までやってきて、それなりにお互い形になってるっていうことはよかったと思って」。とても良い関係のようです。

今年30歳を迎える風間ですが、10代20代にあった迷いや焦りはもうありません。むしろ「40歳50歳の時にかっこいい人がベストな気がしてて。あまり20代で“完成間近”みたいになりたくないなと。だから30代も、“まだまだ全然”っていう感じであったらいいな」と、未完成さを楽しもうとする姿勢。次の10年でどんな風に熟していくのか、彼の“伸びしろ”に期待です!

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