松田&松岡『潜入探偵トカゲ』が、伊藤&坂口の『ダブルス』に惨敗

2013.4.23

<ジャニタレドラマ・ネットの声>

■『潜入探偵トカゲ』(TBS系、毎週木曜21時00分~)初回視聴率9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

TOKIO・松岡昌宏出演のドラマ『潜入探偵トカゲ』が4月18日にスタートしました。警視庁を退職し探偵として働く織部透(松田翔太)、通称トカゲは、超人的映像記憶力と身体能力を持つ冷淡な男。警視庁はそんなトカゲを潜入探偵として活用することに。またトカゲの元同僚である寺島秀司(松岡)はトカゲと真逆の人情家。過去にトカゲが関わった事件にわだかまりを持ち、またトカゲをライバル視している人物として描かれます。

第1話の舞台は、北海道苫小牧からフェリーで出発する児童養護施設の親善ツアー。闘病中の娘を持つ厚生労働大臣が、子どもと適合するドナーを拉致・誘拐するよう秘書に指示したという情報が入ったのです。トカゲはその現場をおさえるため秘書になりすましてフェリーに潜入。しかし、「気持ちで人は救えない」が口癖のトカゲ。彼だけでは子どもを救えないと考えた寺島は許可なく捜査に同行。銃撃戦の末、ドナーとして誘拐されそうになった少女を保護。第1話のラストでは寺島の口から、「危険に遭遇したトカゲは、自分のシッポを切ってその場に置いて逃げる。アイツも自分の仲間をその場で見捨てて逃げのびた」と語られ、2年前にトカゲが先輩を見殺しにしたことが明かされます。

「探偵が事件に潜入捜査する」という斬新なストーリー、またスリリングなアクションシーンが見どころのこのドラマ。松岡は4月16日に放送された特番で、台本について「非常に中身の濃い、かついろんな楽しさがあるのでおもしろいと思った」と話しました。しかしドラマ放送後のインターネット掲示板では「内容詰め込みすぎ」「説明が長い」「BGMうるさい」などと、松岡が「中身が濃い」と評した部分に批判的な意見が続出。また松岡については「松岡ってイケメンなんだろうけど何か締まりのない顔で、シリアスな演技向いてないんじゃね?」「バラエティが面白いよ松岡は」との声も。ドラマ放送日に出演した同局『はなまるマーケット』(TBS系)で、松岡は京都の辰巳神社へ花見がてら高視聴率を祈願してきたことを明かし、また「お願いします! 今回ホント数字欲しいんで、お願いします!!」とカメラを通して視聴者に懇願。スタジオは大いに沸いたわけですが、こんなふうに公言してしまうあたりが、俳優ではなく「バラエティ向き」と言われてしまう所以なのかも。

しかし初回視聴率は振るわず。同時刻にテレビ朝日で放送されていた伊藤英明&坂口憲二主演の『ダブルス~二人の刑事』は同じ刑事モノで15.8%の好発進。松岡は役作りのため、約14年ぶりに前髪まで下ろしたにもかかわらず! です。ネット上では「前髪下ろしてる松岡初めて見た」「前髪下ろしてるやばーーー!!!」「松岡は前髪下ろした方がかっこいい」と演技以上に話題になり、「寺島刑事に逮捕されたい」とのラブコールも聞かれました。

第1話は太平洋フェリーの豪華客船にて3泊4日でロケ。通常は立ち入ることができない場所でも撮影を行ったそう。4月15日に行われた街宣車でのPRイベントで松岡は「1つのシーンなのに、東京、神奈川、名古屋、大阪と撮影して、移動が大変。でも、そこまでしていい画を求めた結果なので、そのこだわりにも注目してほしい」とアピールしていました。『潜入探偵トカゲ』は1話完結。松岡演じる熱い男・寺島が、冷徹なライバル・トカゲとどう事件を解決するのか、またそれぞれにどんな過去が秘められているのか。第2話以降はそのあたりも楽しみにしたいですね。

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