4月24日放送の『スタジオパークからこんにちは』（NHK）に滝沢秀明が登場しました。ゲストがとっておきの写真を紹介する「パ写ッ！」のコーナーでは、舞台の楽屋を公開。本番前や休憩中はジャニーズJr．たちのたまり場になっており、狭い部屋にもかかわらずJr．たちが入れ替わり立ち替わり来るらしく、滝沢は「なかなか休憩できない」と言いながらも笑顔。滝沢の求心力を物語るひとコマでした。

滝沢はドラマ『真夜中のパン屋さん』（NHK BSプレミアム）に主演。演じるのは“見習いのパン職人”ですが、なんと滝沢自身は「100パーセントご飯党」。けれども撮影スタジオの釜で作られた焼きたてのパン食べたことや、自分でもパンを作ったことでご飯党から離脱。自分で作ったチョココロネについては「これが美味くてですね！」とご満悦で、「ご飯とか自分で作ると、より美味しいじゃないですか。本当に感動して。『パンでこんなに美味しいんだ！』って気付きましたね」と、ようやくパンの存在価値を認めたようでした。

このドラマには関西ジャニーズJr．の桐山照史も出演。桐山とは舞台でも共演していたことから、「お芝居のテンポ感がつかみやすく、すごくやりやすかった」と話します。ここで、桐山が滝沢について語るVTRが流れました。レポーターの米田弥央から「桐山さんだけが知る滝沢さんは？」と聞かれると、桐山は「意外にけん玉が得意です。けん玉王子です！　けん玉を持たせたら人格が変わる」と告白。同じくけん玉が得意な嵐・二宮和也とでは、どちらがうまいのでしょうか。

また「滝沢先輩はパン職人に向いている？」との質問には「ん～どっちかな。　○かな？　あ、でも×かな。×だな！」と悩みつつも不向きと回答。その理由は「やっぱ新しいことをしていきたい人だから。同じもの作ってたら“ンアー！”ってなると思います」とのこと。さらに「実は先輩に謝罪することがある？」と聞かれると、「滝沢くんは知らないと思うんですけど、衣装さんにご協力いただきまして、滝沢くんの私服を勝手に着て写真を撮らせてもらった」と激白。「自分もこういう服装したいなっていうのがあって……1回着てみて自分が似合うかどうかを確かめたくて」と汗をかきながら言い訳していましたが、先輩の私服を勝手に着るなんてさすがの滝沢も怒るはず。と思いきや、滝沢は「ええー！」と驚きながらも笑顔。滝沢先輩、優しすぎです！

2人は、ドラマのロケ現場の隣にあったという服屋さんへ一緒に買い物に出かけたことも。「お揃いにしようぜ！」と同じ服を買ったらしいのですが、それは翌日現場に着ていって笑いを取るのが目的だったそう。どうやら滝沢は笑いに厳しいらしく、こと関西人の桐山に対しては「彼ねぇ、あんまりボケないんですよ。ボケないでツッコミも甘いんですよね」とキッパリ言い切ります。が、ここで桐山からの手紙が紹介されることに。真っ赤なハート型のカードに直筆でしたためられていたのは日々の感謝の気持ち……ではなく、「タッキーへ。いつもは言えませんでしたが……今ここで一発芸してください！　or秘密をバクロしてください（笑）いつもの仕返しです」というもの。滝沢は「意味がわかんないよ！　何ですか！　チックショー！」と言いながら必死で“秘密”を考えるも浮かばず。結局最後まで秘密は明かされず、一発芸もありませんでした。

また番組では、『滝沢歌舞伎』についても紹介されました。フライングに殺陣、女形、影絵、視覚効果、早変わりなどの演出について「正直、体力的には大変ですけどね」と語る滝沢ですが、特に鍛えているわけではなく、「基本は気合のみ」なんだそう。「1秒狂うとすべてが狂ってしまうので。後輩のJr．たちも後ろで踊っているだけではなくて、みんなそれぞれに役割があって。だからほんとに、1人が欠けるとすべてが狂ってしまうので大変ですね」と後輩への期待と舞台の緊張感を語ります。今では主演を務めながら演出もこなす滝沢ですが、演出は2010年にジャニー喜多川からいきなり依頼されたもの。しかしその突然の依頼を「お前にできるか？」というジャニーからのメッセージだと受け取った滝沢は「とことんやってやろう」と決意。「映像と違うのは、匂いとかもそうですし、肌で感じることができるので。そういうところも楽しんでほしい」と舞台の醍醐味を熱く語りました。

その後、舞台演出で行われている影絵を実演。まずは親指と人さし指で輪を作って交差させる「ふくろう」をやってみせます。するとスタジオの外のファンから「鳥にチューが見たい！」とガラス越しにリクエストがあり、滝沢は影絵の鳥とキスをするという演出もやってみせました。また視聴者の「腕の筋肉を見せてほしい」との声にも応え、度重なる殺陣で右だけ太くなった筋張った腕を披露。ファンにはたまらない瞬間だったはずです。質問コーナーでは「働いてみたい職業」について「消防士」と答え、「リラックスする秘訣」については「家に帰ってからのお風呂」と回答。入浴時間は長くはないそうですが、「一日が終わった」という感覚になってリセットできるそうです。

後輩が勝手に私服を着ようが、影絵でのキスをリクエストされようが終始笑顔だった滝沢。ドラマへの起用もその「包み込むような笑顔」が理由だったとか。番組冒頭、「いつまでも少年ですよ。いいのかなこれで」と笑う滝沢の、少年のような笑顔がたっぷり見られる新ドラマは4月28日スタートです。お見逃しなく！