5月28日深夜放送の『ガチャガチャV6』（TBS系）は90分のスペシャル版。90歳を超えてもなお現役で活躍するアスリート、パイロット、ピアニストの3名をV6メンバーが訪ねました。坂本昌行と三宅健は90歳のスーパーアスリート・田中重治さんを、岡田准一と井ノ原快彦は92歳のプロピアニスト・室井摩耶子さんを取材。お2人の年齢を微塵も感じさせない圧巻のパフォーマンスに、両者とも「スゲー」を連発するロケとなりました。

そして特筆すべきは、90歳の現役パイロット・高橋淳さんを取材した長野博と森田剛。森田はセスナの横に立つ高橋さんをひと目見て、「かっこいい！　身長高～い！（石原）裕次郎さんみたーい！」と大興奮。長野も「オシャレですね～！　モテそうですね！」と、ダンディーすぎる高橋さんに興味津々。そんな2人に高橋さんは「彼女の選び方」を伝授します。高橋さんいわく、自分の年齢の半分に7を足した数こそが、相手の理想の年齢なのだそう。例えば40歳の長野には27歳の女性がちょうど良いとのことで、森田はこの謎の方程式に「どういう計算なんだよ！　わかんねー！」と反論。適齢期を過ぎつつある長野が「27」という数字をどう捉えたかが気になります。

その後、高橋さんが操縦するセスナに乗らせてもらうことになった面々。しかしセスナは4人乗り。副操縦士とカメラマンを除くと、乗れるのはあと1人です。チキンな長野と森田は搭乗を押し付け合い、挙げ句長野からは「でもねぇ、今日来る時ずっとテンション上がってたんですよ、森田くん。『うわ～、セスナだセスナだ～！』」とホラ話まで飛び出します。森田は「ウソをつくなよ。テレビでウソをつくなよ!!」と必死。これではいつまでも決まらないのでジャンケンをすることになったものの、今度は「（乗るのは）勝った方ね」などとルール決めを開始。男気のない2人を見かねた高橋さんは「じゃあ行こう！」と近くにいた長野の腕を引っ張ります。森田は「ひゃあ～！　やったー!!」と声を裏返して大喜び。どんだけ怖がりなんでしょうか。

さてセスナの後部座席に乗り込んだ長野。仕事柄、飛行機に乗る機会は多そうですが、「セスナには違う楽しさがある」とご満悦。と思いきや、操縦桿をほったらかして後部座席を振り返ってしゃべる高橋さんに「後ろ向いてて大丈夫なんですか？」と2度も質問。やっぱり少しは怖いみたいですが、それでも副操縦士に向かって「高橋さんは（操縦が）お上手ですか？」と聞くなど、しっかりとレポーターの役目も果たしていました。そして、高橋さんの穏やかなフライトに気が大きくなった長野は「なんか全然怖さ感じないわ～」と言ったことから、高橋さんのパイロット魂に火がつきます。「ジェットコースターは平気？」と意味深な質問の後、セスナが真横に。長野は「おおー！　空が左斜め上に見える！」と大興奮。20分後、地上に降りてからも長野は「スーパー90歳だわ。でも頼んでもいないのにいろんなことやってくれた！　頼んでねぇのに！」とやたら饒舌。森田は完全に平常心を失った長野を「ちょっと長野くん、興奮してる！　オレ地上にいたからわかるけど、興奮してる!!　抑えた方がいい！」と笑いながらたしなめていました。

が、そんな森田に「乗る？　乗ろう！　それだけ能書き言ったんだからさぁ」と高橋さん。「オレ大丈夫っす、オレ大丈夫っす（笑）」と拒否し続ける森田に、高橋さんは「上で能書き言え！　いいからおいでよ！」と強制連行。そして飛び立ったセスナの中、高橋さんが操縦桿から手を放してみせると、森田は「持ってなくて大丈夫なの？」と長野同様不安げ。ここから森田は「すごい安定してる」「すごい安定感だよね」「安定してますねぇ」と、なんと10分中11回も「安定」をリピートします。地上に降りてからも、親指を立てて最初に放った言葉が「すごいよ。安定感が」。きっと「安定感」を連呼することで、どうにか平静を保とうとしていたのでしょう。

長野のフライト中、「良かったよ。長野くんに（空の世界を）見せてあげたかったからさ」とやけに満足気につぶやいた森田。その理由は、「普段、メシしか食ってねぇから」。そんな長野は森田が機内で「安定」を繰り返している間、ひとり青空の下お弁当タイム。申し合わせたかのように、やっぱり食べていたのでした。年間600軒以上を食べ歩き、すっかりグルメキャラが定着した長野。しかしメンバーから見ても「メシしか食ってない」なんて、人として大丈夫なのかとちょっぴり心配になります。