稲垣吾郎が“偉くなった”刑事を演じる『福家警部補の挨拶』、14.2%と好発進

2014.1.20

稲垣吾郎が“偉くなった”刑事を演じる『福家警部補の挨拶』、14.2%と好発進

吾郎ちゃんも出世したってことよ!

<ジャニタレドラマ・ネットの声>

■『福家警部補の挨拶』(フジテレビ系、毎週火曜21時~) 初回視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

SMAP稲垣吾郎出演のドラマ『福家警部補の挨拶』が1月14日にスタート。稲垣は、飄々としたマイペースながら鋭く事件の核心に迫る福家警部補(檀れい)の堅物上司・石松警部を演じます。

第1話では、人気脚本家の藤堂昌也(反町隆史)が俳優志望の三室勘司(小林且弥)を別荘に呼び出し、近々誘拐犯の役を与えることにして役作りを指導。睡眠薬で三室を眠らせている間に藤堂は自分の事務所に電話し、三室に読ませて録音しておいた脅迫文を再生します。そして別荘に警察が迫る前に、藤堂は自らの過去を握る骨董商の辻伸彦(有薗芳記)を殺害。藤堂誘拐の濡れ衣を着せられたことを知った三室が逆上して藤堂に襲いかかると、もみ合いの中で藤堂が三室をピストルで撃ち殺して完全犯罪をもくろむのですが、それを唯一疑ったのが福家警部補。福家になぜか逆らえない鑑識係の二岡友成(柄本時生)とともに事件の不可解な点を徹底的に調べ上げ、藤堂をジリジリと追い詰めていきます。常々福家を敬遠している石松は、藤堂の誘拐事件に関わらないようたびたび福家に命じるのですが、最後の最後には“事件に関する記者会見は明後日だぞ”と、暗に期限を決めて事件を解決するよう促します。

大倉崇裕による推理小説の大人気シリーズを原作にしたこの作品。「金麦」CM出演などで好感度の高い檀が主役ということもあり、初回視聴率はフジテレビの番組の中でも“月9”の『失恋ショコラティエ』に次ぐ14.2%と好発進を切っています。ネットでは主に福家のキャラ設定や檀の演じ方について「相棒の右京さんのパクリ」「女古畑か。目新しさがない」などシビアな意見が相次ぎましたが、稲垣演じる石松については「(原作では福家が変人扱いされているのに)稲垣の方が変人ぽい」「地に足ついた感じは悪くない。福家との小気味いいやり取りがみたい」といった意見があり、第1話では出番はややひかえめだったものの福家に負けない個性派キャラとしてとらえられていて、評判は悪くないよう。また、「ゴローに古畑やらせてみたい」など、今後の個性派刑事役に期待する声もありました。

昨年のドラマ『TAKE FIVE』(TBS系)など、過去に複数の作品で刑事役を演じている稲垣は「オリスタ」(オリコン・エンタテインメント)1月20日号で「今回演じる石松はこれまで演じてきた初々しい刑事に比べて偉くなったというか、衣装も3ピースのスーツだったりするので、檀(れい)さん演じる福家の上司としての貫禄はもちろん、アクセントになるいい存在で作品をおもしろくできればと思っています」と意気込みを語っています。そして、猪突猛進型の福家を連想させる身近な人物としてメンバーの草なぎ剛を挙げて「あの飄々としたところや、自分が興味のあるものにしか執着しないところだとか、マイペースなところとかは福家と似ているのかもしれませんね、僕の印象の中では」と説明。そう考えると、今後のストーリーでの福家と石松のやり取りが楽しみにもなってきます。

第1話では「刑事さん……」と話しかけられて「警部です」、石松を“係長”と呼ぶ福家に「係長と呼ばないでくれって言いましたよね。ショボいから」とぼそっと言うなど、寡黙ななかにもプライドの高さをにじませていた石松。垢抜けない雰囲気で現場ではまったく空気を読まないのに実は“デキる女”福家と、そんな彼女を煙たがりつつもどこか頭の上がらないこの石松の関係性が、第2話以降徐々に明らかにされていくのではないでしょうか。ある意味対極の存在感を持つキャラクター2人の関係にも期待したいところです。

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