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『怪物くん』とは違う! 嵐の大野智主演『死神くん』は原作ファンも納得の深いドラマ

2014.4.22

『怪物くん』とは違う! 嵐の大野智主演『死神くん』は原作ファンも納得の深いドラマ

大野さんの身体能力を表す1枚

 

<ジャニタレドラマ・ネットの声>

■『死神くん』(テレビ朝日系、毎週金曜午後11時15分~※一部地域をのぞく)初回視聴率11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

嵐の大野智が、ドジでお茶目な新米の死神役を演じる連続ドラマ『死神くん』が4月18日にスタートしました。原作は、1983~90年まで「フレッシュジャンプ」「月刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された、えんどコイチ氏原作のコミック『死神くん』。演出を、映画『リング』『L change the WorLd』『クロユリ団地』などで知られる監督・中田秀夫氏らが務めます。物語は1話完結型。毎回異なる登場人物の前に、大野演じる死神413号が「おめでとうございます。お迎えに上がりました」と現れ、死を宣告します。コミカルでファンタジックな演出ですが、生きることの尊さを考えさせられ、時にはホロリとさせられるシーンも盛り込まれたドラマとなっています。

第1話は、火災事故で顔に大きな火傷を負い、失明してしまった美人女子高生・小林真実(高田里穂)が、将来を絶望して投身自殺を図ろうとするところから始まります。死神413号は真実に、「残念ですが、あなたはまだ死ねません」と告げ、命を助けます。そんな真実を毎日見舞うのは、親友・大西福子(大原櫻子)。福子は、クラスメイトから「ブス」といじめられ、いつも真実の引き立て役となっていました。そんな福子に、死神413号は余命3日だと宣告します。自分の運命を受け入れられず嘆く福子に、死神は「3日間を悔いなく生きるように」とつきまとい、アドバイスをします。果たして福子はどのように生きるのか……。

マンガを原作にした大野のキャラものといえば、2010年に連続ドラマとして放送され、11年には映画化もされた『怪物くん』(日本テレビ系)という代表作がありますが、タイトルこそ似ているものの役柄やストーリーはかなり違います。

「原作は漫画だけど、そんなにかわいいキャラクターっぽくしたくはないんだ。あんまり子供っぽくしたくないっていうか。新米の死神ってことで、まだ霊界に染まっていない普通っぽさ、だから妙にテンション上げたり、下げたりもせず、そのままでいいんじゃないかって。最初、タイトルだけ聞いたときは『怪物くん』に似ちゃうかな?っていう不安もあったんだけど。身長が同じだから、サイズ感としては似るかなって。でもね、台本を読んだら、『あ、大丈夫だな』ってストンと自分の中に入ってきた感じで。だからヘンに作らずにやっていこうと思う」(「ザテレビジョンZoom!!」vol.16、KADOKAWA)
「(死神の衣装を着て)背筋を伸ばそうかなって。怪物くんは猫背でもよかったけど、死神はスーッといる感じだと思ったから」(「duet」2014年5月号、ホーム社)
「『怪物くん』の時は多少役に乗っかりましたけど、今回は見守る役でもあるし、そのへんはあまり意識しないでやろうかなと」(「月刊TVnavi」2014年5月号、産経新聞出版)

と、大野自身も『怪物くん』を意識しつつも、役に対してはまったく違ったアプローチをしていることがうかがえます。ネットでは、「思っていた以上に深い話」「内容が切な過ぎる」「初回から泣ける」「全体的にテンポもよく面白かった」とストーリーや演出を称賛する声があるほか、大野に対しても、「大野は不気味で独特な不安定な顔してて幸薄そうで異質さが死神にあってると思う」「大野は基本、謎って感じのキャラがあう」「大野はコスプレしてもコスプレ感がない  普段からそういう服を着てそうな雰囲気が出てる」「なんだかんだ言って、大野君主演のドラマにハズレがない」と好評価。また、マンガが原作の場合、原作ファンが厳しい評価を下すことが多いのですが、今作に対しては「スタッフに原作への愛情は感じられた」「大事な部分は原作をなぞってる」「原作ファンだけどめっちゃ良かったよ」「ちょっと老けてきた大野君のほっぺたのしわが(原作の)死神くんに似てる」と総じて満足している声が多いようです。

神出鬼没の死神くんは突然ふわりと空を飛んだり、本棚と天井の間の狭い空間に不自然な姿勢でハマって蟹を殻ごとポリポリ食べていたりと、行動が読めないところがあるのですが、さすがダンスに定評のある大野だけあり、身体能力を存分に生かし、人間離れした動きを見せています。大野ファンのみならず、ほのぼの系の泣けるドラマファン、ファンタジーファン、原作マンガファンなど多くの人に愛されるドラマになりそうな予感です。

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