＜アイドル誌チェック!!＞

GWスペシャル号の「オリスタ」（オリコン・エンタテインメント）5月12日・5月19日号では、星座別に応援すると運気が上がる“アゲメン”を取り上げた「星座別アゲメン♂占い」や、「一緒にカラオケに行きたいアーティストRanking2014」など、ボリュームのある特集が目白押し。

中でも、読者人気の高いDVDやアーティストのお気に入り作品を紹介した「お部屋ガールズDVDパーティ2014」には、ジャニーズタレントのおすすめDVDも多数登場。関ジャニ∞大倉忠義がドラマ『Dr.DMAT』（TBS系）で主演した際に参考にしたという『JIN-仁-』（TBS系）や、SMAP草なぎ剛が大好きと語るアメコミのキャラクターの実写化映画『ハルク』などの名作を紹介しています。みんなが自分のお気に入りDVDを挙げている中、今井翼（タッキー＆翼）だけが“姪っ子が大ファンで、いつ遊びに来てもいいように全部録画している”とアニメ『プリキュア』シリーズを挙げているのが微笑ましい！

今号にはKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が、5月11日から始まる主演舞台『コルトガバメンツ～ハジメのハジマリ～』への意気込みを語ったインタビューも。“声が小さいととよく言われる”という話題から「俺の親父もこうなんです。うちの3兄弟、みんなこんなしゃべり方で。親父と電話してると、お互い何言ってるか、よくわからない（笑）」「ちょっと、よくわからないからメールするわってなっちゃう」と、藤ヶ谷家の男たちの不思議なコミュニケーション術を告白。気になる舞台についても「よく聞こえなくても、なんとなく会話って進んだりするじゃないですか」「もちろん、まずは共演者の方々に聞こえるよう、がんばりますよ」などと、さらっとトンデモ発言をしているので、観劇する人はぜひ彼の生声に注目してみてください。

7月26日に公開される、関ジャニ∞主演映画『エイトレンジャー2』の撮影密着レポートは、撮影の舞台裏ショットやメンバーのインタビューなど、ボリュームたっぷりで読み応えがあります。ロケは2月の大雪の直後に行われ、真っ白になってしまったビーチをそのまま使って撮影が行われたのですが、みんなの動線を確保するため、スタッフと一緒になぜかメンバーの横山裕もせっせと雪かきをしていたのだそう。私服で雪かきをするヒーローの証拠写真も必見です。

監督はユニークな演出方法で知られる堤幸彦ですが、一部のメンバーにものまねを交えながら劇中歌を歌うことを無茶ぶり。その結果、「ヒナ（村上信五）も振られてたよな。ものまねやらされてた、マル（丸山隆平）と一緒に。あいつ……切なくなるくらい下手でしたよ」（横山）、「（普段）せえへんからね。しかも（上手な）マルのを見てるから余計」（錦戸亮）というオチになってしまったそう。そんな村上のトホホなシーンがスクリーンで見られる日が待ち遠しいですね。

さて今号で表紙を飾っているのは、この春、MCを務める音楽番組『UTAGE！』（TBS系）がスタートしたSMAP中居正広。司会として高く評価されている彼ですが、“疑惑の”歌声を番組で披露する可能性は？　という質問に「僕も一応、プロの歌手ですから。体調さえ整えればね！」と、あまり歌を歌わないのは体調によるものと返答。

また、今では順風満帆なSMAPの音楽活動を「僕らはなかなか1位が獲れなかったんです。流行歌みたいなのは全然出してなくて、そういう曲が出せたのは、（デビューして）しばらく経ってからだったな」と懐かしそうに振り返っています。インタビュー中には自らプロデュースした舞祭組についても言及しているのですが、若手芸人を超える食いつきやリアクションを見せる彼らを「ああいうタレントも今いないですからね（笑）。（中略）その『他にいない』ってところがすごい」と評価。そして結成25周年を迎えたSMAPについても「可能性はどんどん狭くなっていますけれども、探せば絶対に、まだまだ、できることがあるんじゃないかと」と貪欲な姿勢を見せていました。なにかとネタにされやすい舞祭組ですが、あのテンションの高さがジャニーズタレントのみならず、アイドル業界の中でも風穴を開ける存在になっているよう。淡々とした語り口ながらも鋭く音楽業界を俯瞰した中居のインタビュー、こういった視点を持っていることがプロデュース能力が高いと評価されるゆえんなのでしょう。