「人類のキセキ」はファン以外が言うと、バカにしているように感じますが……

山下智久がMCを務める深夜番組『大人のKiss英語』（フジテレビ系、11月9日深夜の放送）に、モノマネ芸人・君島遼が登場し、本人を目の前に山下のモノマネを披露したことが話題になっています。

小林幸子や美空ひばりらのモノマネで昨年から話題を呼び、“ものまね界の新星”と言われている君島。11月4日放送の『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』（同）では、山下のソロデビュー曲「抱いてセニョリータ」を歌っていましたが、君島は6日付のブログに『ものまね紅白』終了後の裏話として「なんと放送みて下さってた他の番組のプロデューサーさんから山下さんとの共演を！との電話が、、次の日の王座収録の合間を縫って山下さんの番組に出演させて頂きました！！」と報告。

改めて8日付のブログでは『大人のKiss英語』の放送告知をしており、『爆笑そっくりものまね～』を見たとみられる山下ファンから「高音のファルセットも、マスターしてください」「低音だけじゃなく高音も出て音域が広いのでそこも意識して」という声や、現状のモノマネでは「振りの真似にしか見えない」として「華声（鼻声）出せるように頑張ってください」といった細かいアドバイスが寄せられていました。

そして、9日に放送された『大人のKiss英語』では、iPhoneに搭載されている音声認識機能「Siri」を使って、英語力を抜き打ちチェックする「抜き打ちSiri検定」という企画が行われました。山下がフジテレビ局内でものまねタレント・清水良太郎に遭遇すると、「今日『ものまね王座（決定戦）』の収録なの。で、山Pのそっくりさんいるのよ！」と言って連れてきたのが、君島でした。緊張の面持ちで本人の前に登場すると、山下も「初めて見るもん、自分のモノマネしてくれる人なんて」と見守る中で、モノマネを披露することになり、君島は「抱いてセニョリータ」のサビを歌い出しました。

しかし、鼻にかかった歌声など特徴は捉えているものの、山下に「ソックリ」という評価は難しい仕上がり。微妙なモノマネには山下もツッコまざるを得なかったのか、後ろから蹴りを入れる始末。その後も山下のモノマネで英語の発音検定に挑戦したところ、君島は「オレ、そんな鼻つまってる？」とのツッコミを受けてしまったのでした。

本人からの手厳しいリアクションを目の当たりにした君島ですが、11日にはブログで「ファンの方ならきっと、かなり、ぐっとくる話」と前置きし、収録のこぼれ話を明かしました。トークバラエティーへの出演が初めてだったという君島は、慣れない現場で緊張している上に、「Siri」がなかなか言葉を認識せずに大汗をかいてしまっていたそうで、「汗とまらん。って思ってたらなんと、人類の奇跡ことやまぴーさんが、自身の服の袖で拭いてくださいまして、、」「めっちゃ汗かいてるじゃん笑みたいな的な」（原文ママ）と、山下のジェントルマンぶりをレポート。思わぬ温かい対応に恐縮していたものの、「まあ、この服はすぐ捨てるけどwみたいなジョークで場も和ませてくださいまして ほんとに助けて頂きました」と山下の茶目っ気たっぷりの対応も告白。また、一度カメラを止めて挨拶をしたとき、収録終わり、次の現場に向かう前と3回も握手をしてもらったそうで、蹴りを入れたことについても「ごめんね」と謝罪をしてくれたそう。

単純にカッコいいだけのフォローにとどまらず、相手の緊張をほぐそうとジョークを交えるところも、山下ならではの優しさが伝わります。番組では君島のモノマネを一蹴していましたが、実は自分のモノマネをしてくれて、うれしかったのかもしれません。今年は六本木での「スマホ強奪事件」が表沙汰になってマイナスイメージがついてしまった山下だけに、こうした“神対応”の裏話で、改めて惚れ直すファンが続出しそうですね。