「死んだ目をしてる」こともネタにできる慎吾ちゃん

＜ジャニーズ　ぶっちゃけ発言＞

――ジャニーズアイドルといえども、やっぱり一人の男。思わずポロリと漏らした発言から、彼らの素の顔が見えるかも!?

■今回の発言者
香取慎吾（SMAP）

「食べる食べるってさぁ、仕事なんだよね！　お給料もらってんの！」

近年のSMAP香取慎吾の発言が妙に気になる。というのも、彼の口から最近“お仕事”というワードが入った発言がよく聞かれるようになったからだ。直近の『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）だけを見ても、10月6日放送では若手俳優とのお友だちカップリング企画で自身のことを「元気で明るいキャラクターでお仕事をして、それでお給料をもらってます。小学生の頃からこの暗黒の世界に……」と自虐的にアピール。12月8日放送では、以前『おじゃマップ』（同）で共演したローラからロケ中は食べてばかりだから女性が苦手かと思ったと告白され、「食べる食べるってさぁ、仕事なんだよね！　いっぱい食べて、また食べちゃって……って、お給料もらってんの！」と逆ギレに近い発言も。

11歳でSMAPメンバーに選ばれた香取も、今年37歳になった。アイドルの仕事を好きではないから“お仕事”と割り切ろうとしているのか、はたまた別の意味があるのか？　慎吾が“仕事”という面をあえて強調するようになった背景を探りたくなった。

「SPA！」7月29日号（扶桑社）では、「SMAPの仕事論“激白200分×1万字インタビュー”」という特集が組まれた。その中で、香取は「あんまり年齢は考えずにずっとここまでやってきましたけど、40歳前になって、逆にやってこなかったことのなかに大事なことがあるんじゃないかって思い始めていますね。男同士でランチの行列に並んだり、居酒屋へ軽く飲みに行ったり。息抜きなんてまったく考えず、そういうのは必要なく俺はやってきたとか言ってきたんだけど、やってみたら本当に楽しいかもしれない。自分はどっちかというと仕事が好きでやめられないタイプだし、時間がないからって避けてきたんだけど、最近『ランチっていいなぁ…』って。（笑）」と本音をぶっちゃけている。

さらに、そのインタビューの最後に投げかけられた「SMAPという活動は、仕事として割り切っているんですか？」という質問にはこう答えている。

「自分の中で、SMAPを“仕事”として捉えてる部分はすごくあります。普通の人が成人して仕事を始めるよりも、はるかに若い年齢から僕は芸能界で仕事をしてお給料をもらってきたわけですから。ただ、100％仕事と思いながらも『香取慎吾』と言う個人もそこに同時に存在する不思議な感覚、というのが正直な気持ちです。自分が“この世界でしか生きられない生き物”であることも自覚したうえで、やっぱりSMAPは僕にとって天職だと思いますし、その気持ちは年を重ねるにつれますます強くなっています」

彼にとっての“お仕事”は、“お仕事”しかしてこなかった彼が“お仕事”以外に興味を持つようになったからこそ、使えるようになった深いワードなのかもしれない。