同級生のお父さんという、超ローカルな出会い方でした。

1月10日放送の『嵐にしやがれ』（日本テレビ系）に少年隊・東山紀之が出演。「ずっと聞けなかった事今こそ聞きたい　ヒガシとアラシ仮面の質問舞踏会」と題し、本音トークを繰り広げました。

この日の企画は、嵐の年表をもとに、東山が聞けずにいた疑問を嵐にぶつけるというもの。まず東山が「こないだ松潤とメールをやりとりした時に思い出した」というのが、1998年にNHKで松本潤に説教をしたことでした。当時15歳だった松本は、森光子主演の連続ドラマ『必要のない人』（NHK）に出演するも、東山いわく「（現場で）少年ジャンプばっかり読んでたらしいんだよ」。森から忠告を受けた東山は、翌年放送のNHK大河ドラマ『元禄繚乱』の衣装のまま歌番組収録の現場に現れ、「オイ！ 松本いるか」と松本を呼び出して叱ったのだとか。この話に嵐の面々は「こわっ……」「えー！」と戦々恐々とし、東山も「それは怖いね（笑）」と松本に同情していましたが、「オレがホントに悪い」と松本。

なんとセリフを覚えてからマンガを読んでいたのかと思いきや、松本は、森、加賀まりこ、風間杜夫ら大先輩とのシーンで「初めて長ゼリフをもらって、全然しゃべれなくて。その皆さんの前で20テイクくらいやったんですよ」とNGを連発したそう。これでは東山から「少年ジャンプを読むなら台本を読め！」と怒られるのも無理はありません。

ところが現在の松本といえば、己に一切の妥協を許さない、完ぺき主義なイメージに様変わり。東山が「いつからそんなストイックになったんだ？」と尋ねると、松本は「東山さんに怒っていただいたこともそうですけど、魅力的な人にたくさん出会ってこれたってことなんじゃないですかね」と真面目に語り、特に「高校時代に中村勘三郎さんに会えたことがホントに宝だなって思う。『真面目にやっても届かないものがある』って実感すると、ほんとちゃんとやんなきゃなって思いますね」と、ストイックさの原点を明かします。

また、「少年隊の踊りを見てジャズダンスをやろうと思った。で、京都へ行ったんです」と告白したのが大野。大野は1997年から約2年間、東山も出演していた舞台『ジャニーズ・ファンタジー KYO TO KYO』に参加するため京都で生活。1日5公演というハードスケージュールを見事にこなした大野に対し、東山は「大野って忍耐強さハンパないと思うよ。なにがあってもこの子大丈夫よ、ホントに」と賛辞を贈ります。また東山は「大野と長瀬（智也）は天才！」とも。

ジャニーズJr.時代から「歌も踊りもなにさせても上手だった」「スゴイ子がいるな」と大野に一目置いていたそうで、現在ではその芸術的感性にも着目。「どこでその感性を磨いたのか」と大野に尋ねますが、大野は誰かから習ったわけでもなく、ただ「昔から描いたりするのが好き」なだけ。芸術家の血筋というわけでもないため、母親からは「あんた一体どこの子!?」と言われて、「あんたが産んだんだよ」と言い返したこともあるとか。この話に東山は「ピカソと一緒だね」とコメントし、大野を恐縮させます。

そして番組終盤には、東山が先輩として嵐にアドバイスをする場面も。「いろいろなグループ見てきたけど、長続きするのって、その人がちゃんとしてるかどうかだからね。個がちゃんとして、グループがちゃんとしないと、ファンの人って離れるの早いからね」と、まずは自分を律するよう諭した後で、「だって（ジャニーズで）いまだにものすごい人気あるグループなんて、ないでしょ？」と爆弾発言。これに嵐はなんと答えて良いかわからず、「みんな人気だよね……」と棒読みしていました。

しかしながら今年デビュー30周年を迎える少年隊も、メンバーそれぞれの活動はあってもグループは約9年間活動なし。番組では松本が「ぶっちゃけ少年隊、やらないんですか？」とツッコむ一幕もあり、復活を待ち望む少年隊ファンからは「よくぞ聞いてくれた！」「松潤すごい！」と喜びの声が上がりました。年末年始に行われた『ジャニーズカウントダウンコンサート』でも、KinKi Kids堂本光一から「やっぱり少年隊3人揃ったところが見たい」と言われ、「今年はなにかやりたい」と発言していた東山。松本のツッコミに対しても「30周年逃したらもうできる瞬間ない」「そろそろおじいちゃんになっちゃうから、動けるうちに」と語っていましたが、節目である今年、ステージで踊る少年隊3人の姿を見ることはできるのでしょうか。