「SMAPはテレビ局に育ててもらった」、義理堅い中居正広の意味深な発言

2015.1.28

「SMAPはテレビ局に育ててもらった」、義理堅い中居正広の意味深な発言

礼儀や義理を重んじるのは、中居くんもメリーさんも同じ

1月25日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)にSMAP中居正広が出演。中居ならではの発言で番組を盛り上げました。

話題の芸能ニュースとして番組がまず取り上げたのは、元極楽とんぼ・山本圭一の芸能界復活の話。山本は2006年に10代の少女と肉体関係を持ったとして、所属していた吉本興業を解雇されていましたが、中居は「SMAPにもそういうことがなくはなかった」と過去のトラブルに言及。


01年には稲垣吾郎が道路交通法違反と公務執行妨害で逮捕され、約5カ月の謹慎。また09年には草なぎ剛が公然わいせつ罪で逮捕され約1カ月の謹慎を経て復帰していますが、中居は「(その時)世間はすごく厳しかった。甘いんじゃないかと。やっぱりテレビに出る人間はどこか模範になる存在でなければいけない。にもかかわらずそういうことになってしまった場合、『復帰すべきでない』と言う人もいましたからね」と当時を振り返り、「(復帰は)どのタイミングがいいのか(本人と)話しましたね。(本人は)休んでる間、ほんっとにかわいそうなぐらい、『いいよそんなに反省しないで』っていうぐらいの思いで時間を過ごされてましたから。復帰してからも、各所に直接自分で足を運んで、『本当に今回は申し訳ございませんでした』って2週間ぐらいかけて毎日行ってました」と風当たりの強さを説きます。

コメンテーターの松本人志は「僕は復帰してもいいと思う」と山本に理解を示しますが、犯した罪が少女との飲酒淫行であることから、中居は「女性がなにを感じるか。女性は厳しいと思います」と発言。これには松本も「そっか、なるほどなと思った。“女性の目”って確かにある。あんまり我々(女性の目を)意識してない」と納得した様子。まさにアイドルならではの視点ですよね。

そして米国メジャーリーグで活躍していた松坂大輔投手が8年ぶりに日本球界に復帰するという話題には、野球好きな中居も興奮気味。が、松坂はメジャーリーグへ移籍する際ポスティングシステム(所属球団の承認を得た選手のみが対象となる入札制度)を利用。そのため中居は「ポスティングで出たチーム(埼玉西武ライオンズ)に帰ってきたほうがいいと思うんですよ。やっぱり西武の許可を取って、『西武さんありがとう』で(日本を)出たわけですから、西武に帰ってくるのが筋」と苦言を呈します。これには長嶋一茂も「さすが中居さん!」と頷きます。以前『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)で、ベッキーから「事務所に反対されているが、すぐにでも結婚したい」というニセの相談を持ちかけられた際も、「それはもうちょっと会社に気を使ってあげないと」「お世話になった人たちにはそれなりの距離感があるわけだから、それなりの距離感の結果を出してあげないと」と、筋を通すようアドバイスしていた中居。その義理堅さは筋金入りです。

またTRFのリーダーDJ KOOがバラエティ番組に出演し活動の幅を広げているという話題から、アイドルやアーティストがバラエティ番組に出演することについて司会役の東野幸治が「当時は考えられなかったですよね?」と中居に問います。当時は『ザ・ベストテン』や『ザ・トップテン』、『夜のヒットスタジオ』などの音楽番組が軒並み終了し、アイドルが活躍の場を失ったアイドル氷河期。そんな時『夢がMORIMORI』(92~95年、フジテレビ系)にレギュラー出演し、新しいアイドル像を築き上げたのがSMAPでした。

中居はその頃からバラエティ番組での司会を夢見ていたそうですが、「面白くないなと思ってるメンバーもいたと思いますよ。でもお仕事がなかったですからね。出る番組がない。ドラマもそんな(オファーが)来ないですし」と、不遇の時代を告白。加えて中居は「バラエティだけ、うちの会社って育て方がわからなかった。だから局の人に育ててもらいました。ディレクターの方とか、作家の方とか。稽古とかリハーサルとかも入念にやっていろいろ教えてもらいました」とも。

まるで自分たちは事務所ではなくテレビに育てられたと強調するような中居のコメントに、「週刊文春」(文藝春秋)1月29日号に掲載されたメリー喜多川副社長のインタビューを連想した人も多かったのではないでしょうか。メリー副社長は記事の中で、娘の藤島ジュリー景子氏との派閥争いがウワサされるSMAPのチーフマネジャー・飯島三智氏に対し「(娘と)対立するならSMAPを連れていってでも出て行ってもらう」「SMAPは踊れない」と憤っていましたが、義理人情の厚い中居のこと。無名だった彼らを起用し、イチからバラエティを叩き込んでくれた「テレビ」への恩、またそれを支え続けてくれた飯島氏への感謝の思いを、こうしてさりげないコメントに乗せて表しているのかもしれません。

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