「アクセサリー感覚だったのかな」TOKIO山口達也、愛犬との日々を率直に語り感動を呼ぶ

2015.2.20

「アクセサリー感覚だったのかな」TOKIO山口達也、愛犬との日々を率直に語り感動を呼ぶ

達也もいつの間にかじゅのんと同じ顔に

2月14日放送の『志村どうぶつ園特別編 奇跡のどうぶつ物語』(日本テレビ系)にTOKIO山口達也が出演。2013年1月に亡くなった愛犬・じゅのんと歩んだ16年の日々を明かしました。

アメリカン・コッカー・スパニエルのじゅのんとの出会いは18年前。その2年前にTOKIOとしてデビューしていた山口は、当時、メンバーとのバンド練習を勝手に切り上げたり、マネジャーを待たせて仕事に遅刻したりと、身勝手そのものだったそう。本人も「すごい雑だった。すべてにおいて」と振り返る通り、周囲の人を振り回してばかりでした。なかでも一番の犠牲者は5歳年下の松岡昌宏で、用もないのに埼玉まで呼び出したことも。山口は当時を思い出して「松岡には申し訳ないけど、ヒドイことをいっぱいしたというか……」と苦笑します。また番組レギュラーの嵐・相葉雅紀も、山口にサーフィンに強引に誘われて海に行ったのに、右も左もわからない状態で放置されたことも。目に余る傍若無人っぷりですが、そんな山口を変えたのがじゅのんだったのです。

同時期に犬を飼い始めた松岡への対抗意識もあったのか、雑誌「JUNON」(主婦と生活社)の企画で自ら「犬と出会いたい」と提案した山口。ところが実は子どもの頃から犬が大の苦手で、にもかかわらず「アクセサリー感覚」で飼い始め、「犬を飼っている自分に酔っていた」という山口。もちろん飼い主としての責任感もなく、「仕事が終わってそのまま友だちと遊びに行って、明け方4時、5時くらいに帰って、元気に迎えてくれるから『あ、大丈夫だ』みたいな」と、ろくに世話もしなかったよう。そして構ってもらえないじゅのんは、部屋を散らかしティッシュに飛びつき、いたずらし放題。山口はそのストレスでじゅのんを激しく怒ったこともあるそうです。

しかしそんな関係に変化が訪れます。山口は、自分がテレビを見て泣いているとじゅのんが心配するかのような表情をしていることに気付き、また97年に『24時間テレビ』(同)のチャリティマラソンを完走した際は、いつもはじゃれて眠らせてくれないじゅのんが、疲れた山口を労わるかのように20時間も寝かせてくれたことに驚いたそう。その時やっと、じゅのんと心が通っている実感を得た山口。「(人間とは違い)会話ができないから一生懸命お互いをわかろうとしてきた」と相手の心を感じることの大切さに気付いた彼は、それから仕事やメンバーとも真摯に向き合うようになったそう。

しかしやがて年を取ったじゅのんは衰え、お気に入りだったティッシュで遊ぶこともなくなり、寝たきりに……。「未熟な、飼い方を知らない自分がいて、産まれたばかりの彼女がいて。段々距離が縮まってオレも彼女のことがわかり始めて、飼い主として『自分がこういう風にならなきゃな』ってなってきた頃には、彼女も元気がなくなってきて、一緒に遊べなくなったり……。今思えば、もっといろんなことができたのかな」と、晩年を振り返り、涙を滲ませる山口。VTRには山口を頼りなく呼ぶじゅのんの姿と、「一分一秒でも一緒にいたい」という強い思いで献身的に介抱する山口の姿が映されていました。

そして13年1月4日、天国へ旅立つじゅのんを見送った山口。その報告は13年1月13日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の中でなされ、雑誌などで2人の仲睦まじい姿を見守ってきたファンにとっても悲しい出来事でした。山口はそれから2年が過ぎた今回の放送で、改めて「自分にとって人生が変わるくらいの大きな出会いだった。僕といっしょにいたことが、彼女にとって幸せだったらいいなぁと願ってる。オレも最期まで一緒にいて『じゅのんのパートナーですよ』って言えることを今誇りに思う」と語り、「人も犬も、草も木も、いつか命の火が消える日がいずれ来る。すべてのものに命があるから、大切にしなきゃいけない」と視聴者へのメッセージとも取れる言葉を残しました。

今回の放送で、自分の未熟さをごまかすことなく、愛犬への感謝の気持ちを語った山口。その飼い主としてのリアルな姿は視聴者の涙を誘っただけでなく、「愛犬のことを思い出した」「自分ももっともーっと愛犬をかわいがろ」「おれも犬飼ってるし大切にしたらな」など、生き物を飼う多くの人の共感を呼びました。山口が「家族だし兄弟だしパートナーだし、先生かもしれないし自分の子どもかもしれないし先輩のような気もする」と表現したじゅのん。山口にとって唯一無二の存在であるじゅのんは、これからも彼の心に生き、彼を支え続けてくれるに違いありません。

コメント

  1. 匿名 より 2015年2月20日 9:59 PM

    山口と同級生だったっていう人が、「あいつだけは許せない、本当に嫌いだった」と言ってるのを聞いたことある。世間的には、既に頼りになる気の良いアニキキャラだったので、女の人にそんなこと言われてるなんて意外だったんだよね。でも、ジャニーズに進んで入るようなヤツだし、調子づいてたんだろなーと思ったら、どうやら元々は悪いイメージ通りのクソ生意気な嫌なヤツだったってわけだね。

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  2. 花咲 より 2015年2月21日 8:59 AM

    子供の頃の事 それも自分の経験でもないことを さも自分は本当の事を知っているんだと自分の悪意を他人に語らせ 何の関係も無い記事にコメントする意味が分からない
    そしてそれを放置する管理者も

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  3. al より 2015年2月25日 6:19 PM

    自分も犬を飼っているので激しく共感した。
    「人も犬も、草も木も、いつか命の火が消える日がいずれ来る。すべてのものに命があるから、大切にしなきゃいけない」という気持ちを教えてくれるのがペットという存在だよ。
    都合のいい存在じゃなく、家族なんだよね。山口さんの体験を通して再確認できた。

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  4. 瑠菜 より 2015年2月27日 7:21 PM

    犬を飼っているから犬を大切にしようと思った。

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  5. dugong より 2015年3月22日 9:19 PM

    良記事ありがとうございます。
    芸能人のペットとのエピソードで、一番印象深いのがこの山口さんのお話。
    最近の山口さんは、司会進行もされたりと、大変ご活躍です。
    犬を飼い、しつけに悩み、献身的に病気をケアすることで、
    また別の自分を見つけて成長する、私自身もそんな気がしています。
    私自身も若い頃はすごく無責任でバカでいろんな人に迷惑をかけていました。
    今でも大人になったとは言えませんが、
    犬と一緒に暮らしたことで、何かが確実に変わったような気がします。
    最期まで犬の一生を全うしてあげて、一緒にいられるのもまた、辛いけれど幸せなことなのかもしれません。

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  6. 匿名の言うこと気にするな より 2015年5月24日 8:53 PM

    実際自分が言われたりされたわけでもないのに、他人から聞いた話をあたかも自分がされたかのように言う。不特定多数が見るSNSで書くことじゃないですね。浅はかです。

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