恭サマさんのユージ走りも学んで！

5月31日放送の『行列のできる法律相談所』（日本テレビ系）に生田斗真が出演。「私が土下座したい人実名告白　今夜みんなの前で謝罪しますSP」と題した企画で、10年間謝ることができなかった大物俳優に謝罪しました。

その相手は、2005年にドラマ『刑事部屋 六本木おかしな捜査班』（テレビ朝日系）で共演した俳優・柴田恭兵。その年齢差、33歳。生田にとってはもちろん雲の上の存在なわけですが、柴田はなんと、生田と撮影で一緒になるとほぼ毎日愛車で駅まで送ってくれたそう。「恭平さんの方が先に終わってるですよ、撮影が。僕のシーンが残ってる間、待っててくださる。それで僕が車に乗ると、『はい今日もお疲れさま！』って言ってビールをくれるんですよね」と、柴田は車で送ってくれるばかりか、車内で缶ビールまで振る舞ってくれたそう。「僕はこのビール1杯のために毎日頑張ってるんだよね」などと言いながら、“カッコイイ”姿を見せてくれたという柴田。

20歳の生田にとってはまさに夢のような日々だったはずですが、生田は柴田の優しさに慣れてしまったのか、ある日柴田の隣りで爆睡。大先輩の車で寝てしまうこと自体失礼ですが、さらに気づかぬうちにビールをシートにこぼしてしまったんだとか。生田は自分の服でシートを拭いて証拠隠滅を図り、シミを確認して「ヤバいな」と思ったにもかかわらず、謝ることなく車を降りてしまったというのです。

その1週間後、柴田から声をかけられ、また車で送ってもらうことになった生田。「今日こそ謝るぞ」と決意したものの、車に乗ろうとするとシミのついていたはずのシートがクリーニングされているではありませんか。ついにきっかけを失い、以来10年、謝ることができていないとのこと。

生田はこの状況について「今思えば失礼ですけど、当時僕20歳で、大先輩に車で送ってもらった挙げ句、寝てビールこぼしちゃって、もう何も言えなくなっちゃったんです」「どう謝ったらいいのか。怒られるんじゃないかとか、嫌われちゃうんじゃないかとか、弁償しなきゃいけないとか、いろんなことがブワーっとなって、逃げ去るように……」と当時の自分を擁護しますが、生田より年上の番組出演者たちからは「さすがにこれだけ謝らないなんてあり得ないでしょ！　だって普通の人間なら絶対謝るでしょ！」「一晩考えて、次の日『やっぱり謝ろう』とはならなかったの？」「また（車に）乗って、シミがない（ってわかった）時だよね。ここで言わなきゃだよね、ホントは」と厳しい声が続出。生田は「バカだなぁと今だったら思う」と少し恥ずかしくなったようですが、さてそんな生田の謝罪を柴田がどう受け止めたのかが気になるところ。生田の告白を耳にした柴田からのメッセージには、こんな言葉がしたためられていました。

「斗真くんへ　お元気ですか？　僕に謝りたいことがあると聞いて驚きました。シートの件ですが、斗真の勘違いです。斗真は夢を見たんです。こぼしたのは僕だったんです。だから気にしないでね」。これを聞いた生田は、口をあんぐりと開け、驚きの表情。その後メッセージは「ちょっと不安げで華奢だった斗真が、たくましく、男らしくなって、僕はウキウキしてます。また会える日を本当に楽しみにしています」と締めくくられており、スタジオからは「かっこいい……!!!」「神様」「スゴすぎる」との声が続出。生田はただ空を見つめ、言葉を失っていました。

柴田の器の大きさに圧倒され、額に大汗をかきながら「汗が止まらない」とだけこぼしていた生田。ドラマ出演のみならず、今年は主演映画2本が公開されるなど俳優としてノリにノっている彼ですが、番組の最後には柴田に向け「また恭平さんと仕事できるように一生懸命頑張りますので、その時にはきちんと謝らせてください。柴田恭平、かっこよすぎます！」とメッセージを送っていました。いつまでも先輩の大きな背中を忘れず、自らも後輩から慕われる“カッコイイ”俳優になってほしいものですね。