マッチがカッコイイと思っている言動と、周囲の評価に埋まらない溝

7月19日放送の『おしゃれイズム』（日本テレビ系）に近藤真彦が登場。ジャニーズ入所秘話やその交遊関係を語りました。

今年芸能生活35周年を迎える近藤ですが、小さい頃は仮面ライダーや野球選手に憧れる普通の少年だったそう。しかし野球チームの監督の娘が、父親が持っていた写真の中から「この子だ」と近藤を発見し、ジャニーズ事務所に履歴書を送ったことから人生が一変。その写真はユニフォーム姿だったそうですが、ジャニー喜多川社長もやはり「この子だ」と直感で即決。ジャニー社長は「こんなに小ちゃい顔しか見えてないのに、僕はYOUを選んだんだよ！」といまだに自慢げに言うそうです。

近藤がデビューした1980年代は、言わずと知れたアイドル黄金期。ドラマや映画の撮影に加え、ほぼ毎日のように生放送の歌番組があったそうで「ちょっと辛かったですね」と吐露します。しかしMCの上田晋也から「自分の好きなように生きているのがうらやましい」と言われると、「当たり」と返す近藤。そのヤンチャぶりは健在で、どうやら後輩もずいぶんと振り回されているようです。

例えば滝沢秀明は、「マッチさんに笑わされたこと」として、「マッチさんのお友だちがカラオケで僕らの『Venus』を唄っただけで、夜中に呼び出された」と密告。一体どういうことかというと、近藤は午前1時にもかかわらず、友人2人がカラオケでタッキー＆翼の「Venus」を歌い出すと、「今オレの友だちがお前の曲を歌ってるんだけどさ、来い。絶対驚くから」と酔っ払って滝沢に電話。律儀なことに滝沢はその場に現れたそうです。

またKAT-TUN亀梨和也は、「マッチさんにやめてほしいことは？」との質問に、「電話で呼ばれたので言われた場所に行ったのですが、マッチさんの姿はそこにはなかった」とのこと。上田も「これは単なるイジメですよ」と亀梨に同情しますが、さすがヤンチャな近藤、「いろんなことを忘れちゃったの」と無邪気に言ってのけます。その日は「シュウマイナイト」という謎のパーティーに参加し、やはりベロベロに酔っ払っていたという近藤。夜11時になって亀梨がこのパーティーに来たがっていたことを思い出し、電話をかけたそう。しかし亀梨はバッティングセンターにおり、シャワーを浴びてから向かうことに。ところが「時間が長かったんです。来るまでの。滝沢より全然長かったの。それで酔っ払ってしまって、来るの忘れて帰っちゃった！」（近藤）と言うではありませんか。その後亀梨から「マッチさんどちらですか？」と電話があったそうですが、「バカ！　寝てるよ家で！」と答えたとか。後日埋め合わせはしたそうですが、近藤に振り回されている後輩は想像以上に多そうです。

続いて上田から、ジャニーズ以外の交友関係を尋ねられた近藤。「あ～、ありますよ」と言いながらも、なぜか「仲よろしいっていうか、えーとねぇ、まぁいいや」と言いよどみます。これも、「失礼になるから、その人に」と相手を慮ったかと思いきや、なんと「名前が浮かばないの（笑）」とのこと。上田から「いやそれ仲良くないでしょ！」と猛ツッコミされ、結局「歌手！　すごく上手な人！」「『さくら～さくら～』って歌う人」とヒントを出し、「森山直太朗」と当ててもらう始末でした。意外に思えるこの交友関係ですが、以前から近藤と交流のある氣志團・綾小路翔はこのことについて放送後自身のTwitterで、「俺がこないだ二人を引き逢わせたからだ！　やったー！」と発言。近藤の幅広い交友関係はこうして作られているようです。

番組が放送された7月19日に51歳の誕生日を迎えた近藤ですが、プライベートではスウェーデンで行われたトライアスロン大会に50～54歳枠の日本代表として出場するなど、飽くなき挑戦を続けています。しかしながら、昨年リリースのシングル「千年恋慕」の初週売上は5,003枚と大撃沈。開催中のコンサートツアー『近藤真彦　THE三十五周年』は、異例といえるほど大きく「※バックジャニーズJr.：Travis Japan」と、ジャニーズJr.の出演をアピールするなど、アイドルとしては陰りを見せている近藤。 「オリスタ」7月27日号（オリコン・エンタテインメント）では、後輩たちからの「『マッチさん、カッコ良くいてもらわなきゃ困りますよ』的な無言のプレッシャー」があると話していましたが、後輩を振り回すだけでなく、アイドルとしての底力をぜひとも見せてほしいものです。