2015年の音楽活動を中心に振り返ったインタビューでは、アルバム『Japonism』でテーマの一つに掲げた“ジャニーズへの原点回帰”に言及。これはアルバム制作の中で彼らが独自に決めたテーマで、ジャニーズ事務所としては、「非公認です(笑)」(松本潤)とのことだが、「およそ20年活動してますからね。そりゃあ、愛情はあります」(櫻井翔)とのコメントから、ジャニーズ愛について5人で語る流れに。
年齢から見れば、ジャニーズでは中間管理職ともいえる立ち位置の彼ら。「先輩のバックにつかせてもらうところから始まり、その背中を追いつつ、後輩とも接していけて。いい事務所ですよ」(松本)と語りつつ、今年絡みの多かった後輩グループに、“ワクワク学校”に参加したHey!Say!JUMPを挙げている。
「あれから番組にも来てくれるようになったし、いい関係を築けてるよね。キャラを知ってると絡みやすいし」(相葉雅紀)と説明しているのだが、嵐の一年を振り返るインタビュー中で、「だって、『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)に伊野尾(慧)が来るんだよ!? (番宣などの理由を)何も背負わずに(笑)」(相葉)、「でも伊野尾はやりやすいんじゃない?」(櫻井)と1人だけ名指しされる伊野尾の大物ぶり、恐るべし……。
また、嵐のメンバー同士の関係が非常に良好なのは、ジャニーズファンならずとも知るところだが、多忙ななかで良好な関係を築けてきた理由の一つを、“多くのグループがある中で、改めて嵐自慢をするなら?”という質問への回答として語っている。「自慢っていうか、特色でいえば、年が離れてないっていうのはあるよね。V6さんのコンサートのあとに集まって、カラオケに行ったりしても、思い出の曲が一緒なんだよ。過ごしたJr.の時期が一緒だから。俺らは全員、同じときに、同じ先輩の後ろで踊ってきてるんだよね」(櫻井)。単純なことだが、年齢差による活動に対する考え方のギャップが小さく、同じ思い出を共有してきた彼らの中では、お互いが仕事仲間というよりも同級生や部活仲間のような感覚が、他のグループよりも強いのだろう。
そのほか「最近、5人でのグループメールができたんだよね」(大野智)、「そう。マツジュンに携帯を取り上げられて、セッティングされたの。(中略)わからないことは、みんなパパッとやってくれるし」(相葉)、「ショップじゃないんだから(笑)」(松本)という微笑ましいやり取りもあり、5人の関係性がより密なものになっていることがうかがえる。
撮影時のこぼれ話として、離れた位置にいたカメラマンの「こちらへ歩いてきてください」の指示が聞こえないほど5人が雑談に夢中になってしまい、ページには掲載されていないが、笑顔で語り合う5人の様子を捉えたショットも押さえていたのだそう。そんな空気感が伝わるような5人のインタビューやグラビアを、年末年始にぜひじっくりチェックしてみてほしい。
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