これで、東京・大阪・札幌ではキッズダンサーの募集が正式に発表されたわけだが、引き続きファンからは不満の声が多い。

　というのも、2015年に行ったアリーナツアー『関ジャニ∞リサイタル　お前のハートをつかんだる!!』でも、各都市の地方番組と関ジャニ∞がコラボレーションし、地元の一般人ダンサーがコンサートに参加するという企画を実施している。この際もやはり「関ジャニ∞のMCが短くなる」「身内ネタを見せられてる」と、“一般人参加”には多くの非難が集まっていた。今年も同じような企画をするとなれば、ファンが落胆するのも仕方がないかもしれない。

　また、「キッズダンサーより関西ジャニーズJr.つけてほしい」「なんでJr.が活躍する機会作ってあげないのかな？」「エイトだって先輩のライブのバックから始まったんだから、出す機会増やしてあげてほしい」と、ジャニーズJr.のファンからもあまり歓迎されていないようだ。

　しかし中には「子どもとワチャワチャする関ジャニ∞もいいと思うけどな」「アニメの主題歌ってことは子どもがよく見るだろうし、Jr.よりはキッズダンサーのほうが曲に合う気がする」「せっかくのアニメタイアップなんだし、幅広い世代に関ジャニ∞を知ってもらうにはいいチャンス」など、前向きな意見も。

　「コンサートに一般人が参加する」企画といえば、SMAPのコンサートで行われる“ラッキーさん”を思い出す人も多いのでは。会場に来たファンを抽選で選び、その名の通り“ラッキーな人”がSMAPと一緒にステージ上で歌ったり踊ったりできるというものだ。こちらはすでに毎公演行われる恒例企画となっているからか、不満を訴える声は非常に少なかった。また、“ラッキーさん”に選ばれるためには「チケット代を払って見に来ているファン」ということが大前提になることから、非難されにくい面もあるのだろう。

　コンサートが始まる前から、すでに波乱の予感がする『関ジャニ’sエンターテインメント』。ファンの不安や不満を跳ね除けて、関ジャニ∞らしいステージになることを願いたい。