復讐劇にとどまらず“赦し”まで描いた、草なぎ剛主演『嘘の戦争』の奥深さ

2017.1.27

草なぎ剛

つよぽんは「赦し」を演じてるとかつゆにも思ってなさそう

 草なぎ剛が主演を務めるドラマ『嘘の戦争』(フジテレビ系)の第3話が、1月24日に放送された。初回視聴率は11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話も12.0%と好調な数字を叩き出しており、第3話も11.3%という結果に。前回より微減しているものの、今期のフジテレビ系ドラマの平均視聴率は、『突然ですが、明日結婚します』が8.5%、『嫌われる勇気』が7.3%、『大貧乏』が5.8%と軒並み苦戦を強いられていることを考えると、『嘘の戦争』は好調と言っていいだろう。

 今作は、幼少時代に家族を殺された一ノ瀬浩一(草なぎ)が“天才詐欺師”となり、親の仇を討つために復讐をくり広げていくストーリー。第3話では、30年前に一ノ瀬の家族が意図的に殺されたことを知っていながら、殺人を隠ぺい・嘘の証言を強要した刑事・三輪郁夫(六平直政)への復讐を企てる。一ノ瀬が三輪の身辺を調べていると、「沙織」という名前の娘が1歳で亡くなっていることを知る。そして一ノ瀬は、自身にも沙織という娘がいるとウソをつき、三輪に近づく。

 思わぬ共通点を見つけたことで、三輪は一ノ瀬に心を開いていくのだが、すべては仕組まれた罠。一ノ瀬の詐欺師仲間である八尋カズキ(菊池風磨)は、三輪が油断している隙に携帯電話を盗み、「浩一に頼まれた通りに」仕事を進める。そして後日、三輪の携帯電話が警察署に届くのだが、その中からは、三輪が受け持っている空手教室の生徒たちが着替えている最中の盗撮写真が出てきたのだ。すでにネットやマスコミはこの騒動を事件として取り上げ、世間は大騒ぎ。一ノ瀬はこの騒動に便乗し、犯人探しに協力すると三輪に申し出るのだが……。

 第3話では、これまで“復讐の鬼”と化していた一ノ瀬が標的を“許す”という選択をとり、「泣ける」「切ない」という感想であふれていた。盗撮騒動を「過去の報い」と涙ながらに語る三輪は、30年前に一ノ瀬にウソの証言をさせた理由が、自分の娘を守るためだったと自白。涙ながらに謝罪する三輪に「誤解が解けてよかったです。オレ、“ウソつき”って呼ばれるのが大嫌いだから」と語りかけた一ノ瀬の姿には、ネット上で「刑事さんが頭を下げた瞬間と、それを見つめる浩一に泣けた」「今回は浩一さんの良心が見えた。すごくグッときたな~今回のストーリー」「三輪刑事の謝罪になんとも言えない表情の浩一……切なすぎる!」といった感想が飛び交っていた。

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