次の「芸能人が芸能人にこの場を借りて言いたい　初めての告白007」のコーナーでも中丸の勢いは止まらない。後輩であるHey!Say!JUMPの伊野尾慧と中島裕翔に告白したのは、「KAT-TUNメンバーに、Hey!Say!JUMPの知念（侑李）くんがほしいです。よろしければいただけませんか？」というもの。当然2人は難色を示すが、「KAT-TUNが今3人しかいないので、Hey!Say!JUMPが9人もいるから1人ぐらいもらっても問題ないんじゃないかな？」「知念くんは、人間関係的に亀梨（和也）くんとも上田（竜也）くんともうまくやっていけそうな上に、身体能力も高いし、ビジュアル的にもなじむんじゃないか？」と勝手な持論を並べ立ててこう言った。誰でもいいというわけじゃないという中丸は、伊野尾は先輩をバカにしているからNGとも……。

　中丸の口から、突然浮上した“ジャニーズ内引き抜き話”は、NEWSやTOKIOにも飛び火。NEWSでは手越祐也、TOKIOだと長瀬智也がメンバーにほしいと中丸が言うと、NEWSのリーダー・小山慶一郎は「これ以上減ると、こっちも3人になっちゃうんでね」と困惑。審査員席に座るTOKIOのリーダー・城島茂は、長瀬がほしいと言われたことへの戸惑いに加え、自分が指名されなかったことへの複雑な思いをなんとも言えない顔で表現した。この顔をとらえて、MCのくりぃむしちゅーの上田晋也は「ジャニーズでいたか、過去これだけオチ要員にされた人！」と城島をイジった。

　若いころから、ボイスパーカッションをやったり、黒のマニキュアを塗ったり、フルーツカットに挑戦したりと、芸能界に生き残るために必死だった中丸。だからこそ、グループの生き残りをかけて他のグループからメンバーを引き抜くといった特異な発想が生まれたわけだが、結果的に笑いをかっさらい、また先輩の顔も立てていた。これこそ、中丸の生き残る道が加わった瞬間だったのではないだろうか？