翼のベッドシーンのありがたみがわからん奴が、この世にいるとは！

　タッキー＆翼・今井翼が出演中のドラマ『屋根裏の恋人』（フジテレビ系）の第3話が6月17日に放送された。平均視聴率は第2話の3.4％（ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同）から0.3ポイント上昇し、3.7％を記録している。

　このドラマは、家族とともにセレブな生活を送る主人公・西條衣香（石田ひかり）のもとに、突然昔の恋人・瀬野樹（今井翼）が現れたことから始まるドロドロストーリー。樹は西條家の屋根裏に勝手に棲みつくが、衣香は次第に樹を頼りにするようになっていく。

　第2話では、衣香の娘・帆花（大友花恋）の過ちが明らかになったが、第3話では息子の勇人（高橋楓翔）に焦点が当たった。中学3年生の勇人は、高校の推薦入学が決まるかどうかの微妙な時期を迎えているが、一見するとなんの問題もなく学校生活を送っているように見えた。しかし、実は同級生たちに脅され、ゲームソフトを万引きし、ネットで売っていたのだ。衣香は警察に届け出るように勧めるが、「半年我慢すれば高校で別れるのだから、余計なことをするな」と反発されてしまう。夫の誠（勝村政信）も取り合ってくれなかったが、樹だけが味方になってくれ、勇人の同級生たちにいじめをやめさせた、という展開だった。

　樹がどうやっていじめを解決したのかは描かれなかったため、衣香も視聴者も知りえない。だが、勇人によるといじめっ子たちは「すげえビビってた」とのこと。1人で屋根裏に隠れているような樹に手下や仲間がいるとは考えにくいので、自ら屋根裏から下りていっていじめっ子たちを脅したか、少々痛い目に遭わせたかのどちらかなのだろう。

　事実、西條家を訪ねてきた刑事が、樹がこの家から出ていくのを見たとの目撃情報があったと告げた。借金取りに見つかったら殺されると言っていた割に、警戒心が薄すぎるように見えていたが、やはり周辺住民に目撃されるほど堂々と家から出入りしていたようだ。樹の本当の目的はなんなのか、謎がますます深まるばかりの展開だ。