しかし、「ほぼ“おソロ”状態のやつだよね」と櫻井がいうように、1個目のヒゲ剃りは、現在松本が使っているものと同じもののよう。それが、松本には最近合わなくなってきたというのだ。

　だが、「違う！　合う、合わないじゃないんだよ。あいつの役割とそいつの役割があるんだよ！」と、あくまでも2個のひげ剃りの役割は違うと熱くアピールする櫻井。さらに、二宮が「あいつ（松本の持っているもの）は先発。今度誕生日で贈られてくるやつはリリーフ（注・先発投手の後に、他の投手が登板すること）」と、野球に例えてその役割を補足説明し「クローザー（注・試合の最後に登板する投手のこと。基本的に勝利投手）がいるのね」と、なんだかんだ松本もそのヒゲ剃りが贈られてくるのを楽しみにしている様子を見せていた。

　この段階で、すでに松本へのプレゼントは「ヒゲ剃り」で確定しており、「（誕生日プレゼントで）クローザー渡すわ」という櫻井だったが、隣でおとなしく話を聞いていた大野智が、「じゃぁ、オレも」とちゃっかり便乗。あまりにも熱く交わされるヒゲ剃り談話に、自分もついほしくなってしまったようだ。これには、櫻井も「もうみんなの分、買ってくる」と、太っ腹な姿をみせていたのだった。

　毎年、お互いに誕生日プレゼントを交換し合っているほど仲の良い嵐だが、自分がいいと思うものを相手にプレゼントするため、必然的にお揃いのものも多くなるそう。今回の話では、そのうち嵐全員がお揃いのヒゲ剃りを使うことになりそうだ。どんどん増えていく嵐のお揃いの品と共に深まっていくメンバー仲に、ファンもうれしいと思ったことだろう。
（吉本あや／ライター）