「日系のアメリカ人です」と言われても違和感がなくもないような……

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※この記事は「Jマニア」113号（2010年10月発売）から転載したアーカイブ記事です

　TBS開局60周年記念、秋の目玉企画として、五夜連続で放送されるドラマ。脚本家・橋田寿賀子が構想に3年、執筆に1年かけて作り上げたという自信作で、自身にとって永遠のテーマである「戦争と平和」を取り上げ、99年前にアメリカに渡った日系移民の家族が、人種差別や戦争による苦難を乗り越え、懸命に生き抜く姿を描く。

　その主演を務めることとなったのが、SMAPの草なぎ剛で、アメリカで生まれ日本を知らずに育った日系移民2世の平松一郎と、その父・長吉の若き頃の一人二役を演じる。そして、領事館職員の娘で一郎と恋に落ちるしのぶ役を仲間由紀恵が演じ、一郎の弟役が松山ケンイチ、一郎の両親役が中井貴一、泉ピン子と、名優たちが脇を固めた。