その後は電車で移動し、ギネス世界記録に認定されている絶景、「シンフォニー・オブ・ライツ」を楽しんだり、キスマイの“代役”であるスタッフたちとビールで乾杯したりと、順調にノルマをクリアしていく。その一方、所持金はどんどんなくなっていくのだが、北山は悲壮感を一切見せずに香港を満喫しており、その明るさと行動力にサンドウィッチマンの2人も感心。この日、北山は4人1部屋の激安宿にスタッフと宿泊することになったのだが、そんな状況にも文句ひとつ言わず、スタッフに旅の感想を聞かれると「この低予算でこんなに（観光地）回れるんですね！」と、前向きな言葉を述べていた。

　翌日も、香港で最も有名な寺や、リーズナブルな値段で地元民に愛される食堂を訪れ、香港を十分に楽しんだ北山。バツグンの行動力とちょっとおバカな言動、そしてどんなことも楽しんでしまう姿勢の北山にぴったりの企画だったと言えそうだ。ネット上では、「みっくんが楽しそうだったから、出不精な私でも香港行きたくなった～」「北山くんの海外ロケ、本当にいつも楽しくて好き！　また見たいな～！」「イヤな顔ひとつせずロケしてたね～。ホント、北山くんは海外ロケ向き（笑）」と、北山の奮闘を称える声が続出していた。

　実は北山、今年9月に放送終了したバラエティ番組『世界の日本人妻は見た！』（TBS系）にレギュラー出演しており、スタジオパネラーとして海外ロケの様子を多数見守ってきた。さらに、自身が海外ロケに出かけることもあり、その活躍ぶりは視聴者やスタッフから好評を得ていた。『10万円でできるかな』での活躍も、この時の経験が活かされていたのだろう。キスマイの“バラエティ担当”と呼び声高い北山だが、納得の放送内容であった。