今だから明かせる! NEWS、秩父宮公演順延の舞台裏

2013.9.29

<アイドル誌チェック!!>
「duet」2013年10月号(ホーム社)には、9月15日にデビュー10周年を迎えたNEWSのブックインブックが付いています。メンバー一人ひとりが、「duet」初登場時やデビュー当時の写真を振り返り、この10年の成長や活動を語っています。それを読んでいると、メンバーの多くが長い間苦悩してきたことが浮かび上がってきます。それは「NEWSにおける立ち位置」。KAT-TUNやKis-My-Ft2などと違い、グループとしての下積みがなく、結成とほぼ同じくしてデビューという形であったこと、結成当初は9人という大所帯だったことから、メンバーそれぞれが自分の個性や活動の場に迷いがあったよう。

小山慶一郎の場合、苦悩は25歳の時に募ったようで「タレントとしてNEWSに還元できるものが何ひとつなかった。それでめちゃくちゃ悩んだし、怖くなって泣いたこともあった」と話します。ちょうどそんな時に、『24時間テレビ』(日本テレビ系)のパーソナリティーを務め、小山の仕事に対する真摯な姿勢が現在の『news every.』(同)のプロデューサーの目にとまり、ニュースキャスターという活躍の場を得ることができたのだとか。もともとコンサートのMCなどで場を切り盛りするまとめ役を務めていた小山ですが、キャスターを経験したことで自信を持ってMCをこなせるようになったのかもしれませんね。

増田貴久も同様に、「NEWSに選ばれたものの、まわりはよく知らない人ばっかりで、どうしたらいいのかなって思ってた時期」があったそう。その時にジャニー喜多川社長に「ユーたちがNEWSの歌を引っ張っていくんだよ」と、手越祐也とともに言われ、自信につながっていったと言います。手越と増田のハーモニーの美しさ・繊細さはジャニーズの中でも異彩を放っています。早くに道を見つけられたからこそ、今のNEWSの根幹となった「歌」を支えられたのでしょう。

加藤シゲアキはデビューによって苦しみが生まれたパターン。「今まではJr.の前列にいたのに、デビューしたら突然、後ろになっちゃった。自分で言うのも恥ずかしいけど、それまでは成功しかなかった人生だったからツラかった」。ほかのメンバーがやらないような仕事に積極的に手を挙げても、マネジャーに「おまえじゃ意味ない」と言われショックを受けたと話します。増田には歌の道を示したジャニーさんですが、加藤いわく「自分がNEWSに選ばれた理由をジャニーさんに聞いたら『顔だよ!』っていわれた(笑)」そうですから、悩みは深まるばかり。そんな中で、小説という武器を手にした加藤、もしかしたら一番1人で悩み抜いたのは彼かもしれませんね。

ブックインブックの最終ページには、メンバーによる座談会も収録されています。この夏のツアーを振り返り、まずは雷雨のために順延となった秩父宮公演の裏話を語っています。

リハーサルの段階で、コンサートの中断を想定し、対応できるように話し合っていたというメンバー。それでも実際に中断するとは思わず、体調不良を訴えるファンもいたため、ステージ上からファンを見送ることを選んだのだとか。

手越「スタッフから『ハケて』ってイヤモニで言われたけど、『オレら最後までいるからさ』って宣言しちゃった(略)」
小山「1回ステージで4人で集まって、マイク通さずに『どうする?』って打ち合わせをしたでしょ。すぐ『みんなを送ろうよ』ってきまったとき、オレは“4人+ファンの絆”みたいなものを感じたな」

とスタッフとのギリギリの攻防があったことを暴露しています。スタッフとしてはメンバーがいることでファンが会場にとどまってしまうことや、雨のせいでメンバーが体調を崩すことを懸念したのかもしれません。その夜、メンバーは仲良く並んでお風呂に入ったそうで、「湯船に浸かってなかったら風邪引いてたかもしれないね」(増田)とみんなで体を温め合ったようです。ほのぼのしますね。

ほかにも、猛暑続きだったこの夏のツアーを、某メンバーのもってきたアレで全員が乗りきった、というこれまたほのぼのするエピソードも。「タレントとしてちょっとどうなの?」とほかのメンバーに思われていたという、そのアイテムは一体? 詳細は誌面で確認を!

コメントをもっと読む

コメントを書く 投稿の利用規約

(コメント掲載に5分ほどかかる場合があります)

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

NEWS 関連記事