兄さん、この恰好で「Hi」って言ったんですか？

初回平均視聴率で19.2％（ビデオリサーチ調べ、関東地区／10月13日放送）を記録した、SMAP木村拓哉主演ドラマ『安堂ロイド～A.I. know LOVE？～』（TBS系）。ジャニーズ事務所では先輩の“バーター”で後輩が登場することも多くなっていますが、同作には木村演じる天才物理学者・沫嶋黎士の助手・江戸川斗夢役で、ジャニーズJr.のジェシーが出演しています。

実生活では現在17歳のジェシーですが、今回の役は20歳の設定で“飛び級で大学に進学した天才”という役どころ。第1話の冒頭、沫嶋教授の講義を受けるシーンで初登場しましたが、白衣姿のジェシーに、いつものキラキラ衣装を着ている時とはまた違った、知的な魅力を感じたファンも多かったのではないでしょうか。

そんなジェシーは、同作で大先輩と初共演することについて、「duet」2013年11月号（ホーム社）のインタビューで、こう語っていました。

「木村さんと共演するって聞いたときは、ビックリした。だって木村さんだもん！　オーラが出てて、緊張した。でもクランクインのときにメイク室で会って、『おはようございます』って言ったら、『Hi、ジェシー！』って気軽に声をかけてくれたんだ。すぐに『Hello！』って返したけど、そのときには。もう遠いところへ行ってしまってたから、たぶん聞こえてなかったな…」

誌面では「木村さん」の部分を強調するように傍点が付いており、ジェシーにとってどれだけ大きな存在であるかが伝わります。また、現場の様子について、「撮影は、研究室の4人とだいたいのシーンでいっしょ。自然と仲よくなったよ。きょうの撮影中には、オレが現役高校生だからって、化学式がわかるか試してきた」と、ジェシーとともに助手を務める大島優子、池田大、山本美月とはすでに打ち解けたようです。

一方、10月11日放送のラジオ番組『木村拓哉のWhat’s up SMAP！』（TOKYO FM）には、リスナーから「『安堂ロイド』いよいよ始まりますね！　ジャニーズJr.のジェシーくんとの共演ですが、アドレスなどの連絡先は交換しましたか？」という質問が届きました。

この問いに対し木村は、

「交換してないです。もちろん共演なんですけど、まだジェシーくんとは同じシーンというか、まだ回数を重ねることができていなくて。だから今後、交換できたら。急に『どうもジェシーです！』って言われて。“ジェシーって！　名字も何もないんかい!?”みたいな（笑）。『どうも、今回よろしくお願いします。ジェシーです』って。すごいドギマギしたんですよ。なので今後、ジェシーくんとの距離を縮められたらな～と思ってます」

と、ジェシーとのアドレス交換に前向きな姿勢を見せていました。ジェシーが「duet」で語っていた初顔合わせの段階では木村の方から積極的に声をかけたように思えますが、実際の木村は元気よくあいさつするジェシーに“ドギマギ”していたなんて、意外な裏話でしたね。

ジェシーはもともと「ルイス・ジェシー」という名で活躍していたものの、ジャニー喜多川社長の「名前が長い」という指摘を受けて、今年1月期の月9ドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』（フジテレビ系）への出演を機に、ジェシーに改名しています。木村はその経緯を知らなかったのか、いきなり“ジェシーです！”とポップなあいさつをされて、驚いてしまったのかもしれません。

第1話では、沫嶋がアンドロイド・ラプラス（福田彩乃）に殺害されてしまったため、今後、アンドロイド・安堂ロイドとしての木村と、研究室のメンバーがどう絡んでいくかはまだわかりません。木村がプライベートでも仲良くしている後輩といえばKAT-TUN亀梨和也、Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔らが有名ですが、ジェシーもその仲間入りができるでしょうか。撮影が進むにつれて2人からどんな発言や裏話が飛び出すか、注目していきたいですね。