マッチョは沈む、これ自然の摂理！

10月27日放送の『ABChan-ZOO』（テレビ東京系）。これまでもスズメバチの駆除をしたり新体操部に入部したりと、精神的・肉体的にハードな企画ばかりのこの番組。今回は海女漁に挑戦することになりました。しかし、実は戸塚祥太を除く4人がカナヅチだと発覚。先日放送されたスポーツテストでは1位に輝いたはずの塚田僚一も、「泳ぐ筋肉の使い方がわからない」のだとか。それ以前に塚田の場合、筋肉の重みで簡単に沈んでしまいそうですが……。

そんな不安要素たっぷりなカナヅチ4人組は、熱海へ。85歳の現役海女さんに案内され海へ向かったものの、この海女さんはじめ、漁師さんたちのキャラが強烈！　塚田が「知ってますか？　僕たちのこと」と尋ねると、ベテラン漁師はかぶせるように「知らねえよ！」と一蹴。このお決まりの問答に、塚田は「リアルな意見だー、グサッと来たー」と顔をしかめます。その後も潜れるか心配顔のメンバーたちに「ダメなら沈むだけだよ」「慣れだよ慣れ。頑張ってやってみな！　男だろ？」と厳しい声を掛ける漁師さんたち。

その場でウエットスーツに着替えろといわれて戸惑うメンバーに、「そんな恥ずかしがることねぇじゃん！　みんな持ってるもん同じじゃねぇかお前！」とこれまた一喝。河合郁人はこれに対し、「みんな一緒ですもんね！　大きさの違いですもんね！」と笑いながら納得したようで「よし着替えよう！」と気合いを入れます。が、塚田は「このロケ、いろんな意味で過酷だな……精神的に来るな」とヘコんでいるようでした。

ところがこれが、塚田の心配通りの展開に。ウエットスーツに着替えたメンバーが漁師さんの元へ行くと、「そこでちょっと練習しな！」との指示を受け、早速素潜りの練習することに。全員が船から身を乗り出して海水でゴーグルを洗っていると、いじりやすいと思ったのか、漁師さんは塚田の背中を押して驚かせます。「びっくりしたー！　やめてくださいよホントに！　心の準備が!!」とさらに塚田の不安はつのり、「もう嫌だよ〜……」と愚痴をこぼします。

しかし今回、男らしさを爆発させたのが橋本良亮。1番に海に入り、「全然浮くよ！」とメンバーを安心させたのです。さぁここからは、息を止める練習。最低30秒は潜れないと海女漁には出られません。が、たった11秒で顔を上げたのが塚田。その後橋本も顔を上げ、河合と五関晃一のみ30秒をクリア。この結果について、「塚田ちゃん11秒ってなに？」（河合）「潜るの苦手なんだよ」（塚田）など、漁師さんの前であーだこーだ言うメンバーを横目に、やっぱり橋本が「よっしゃ2人いくよ！　さっさとやろう！」と、再度塚田と共に潜ることを宣言。しかし塚田はたった6秒でギブアップ。メンバーいち負けず嫌いの橋本はなんと43秒という記録をたたき出します。河合が「常に1番を狙う男・橋本良亮」と評すと、橋本も「負けず嫌いだからオレ！」と豪語。塚田も3度目の正直でようやく30秒をクリアしましたが、次は海底に沈めたカラーボールを拾うことに。大丈夫なんでしょうか。

せっかくウエットスーツで浮力を得たにもかかわらず、今度はウェイト（腰につける重り）で体を沈みやすくすると聞かされたメンバー。「沈んでいっちゃうんじゃないの？」（河合）「怖いよ……やだよ……」（塚田）「無理だよー！」（河合＆塚田）と2人は怖がってばかりです。一方橋本は「でもやるしかない！」と男らしさを発揮。五関は「もしなにかあったときは（重りの）ロックを外せばいいんですか？」と冷静に尋ねるなど、それぞれのやり方で不安を解消すべく一生懸命なメンバーたち。

さて、最初に潜ったのは塚田でしたが、潜るだけで精いっぱいでボールには手が届かず。今回も期待通りいいとこなしの河合は、海面でひたすらジタバタ。まったく潜れずにバシャバシャとしぶきを上げる姿に、メンバーも大爆笑です。しばらくもがいた後で顔を出した河合は、潜れてもいないのに「惜しい！」と叫び、さらに「足が痛い！　足がつる！」と訴えます。さすが、以前の放送で体力年齢60代と診断されただけありますよね。続いて五関と橋本もボールは拾えませんでしたが、橋本は「足の勢いがなかったから」と分析。しかしその時、「うわぁぁビックリした！」と叫ぶ橋本。どうやら腰に巻いていた赤いベルトを魚と勘違いしたらしく、怖がりな一面を見せました。

ここで与えられたのが足ヒレ。橋本は「カッパになりますよ！」との宣言通り、ようやくボールをゲット！　さらに、それまで苦戦していた塚田もコツが掴めたようで橋本に続きます。が、いつもなら何でもソツなくこなす五関はなかなかボールが取れず。いつも通り不器用な河合は、再び海面でジタバタ。せっかく付けた足ヒレも片足脱げてしまい、海の底へ。いいとこなしどころか大迷惑です。さらに「足が！　足が！」「ちょっとヒレとの相性が」と、足をつりながら言い訳。しかしいくら河合が言い訳しても、全員ボールが取れなければ漁には出られません。見かねた漁師さんは「おめえら何時間やってんだ？」「気合い入れてやれよ！」とハッパをかけ、その後河合と五関は1時間の猛特訓。ようやくボールを持ち帰り、次週はついに海女漁へ。

そもそもこの番組の趣旨が「真剣勝負の汗かきバラエティー」なんですから、すべての企画が体力勝負。さらに今回は「泳ぎが苦手な4人が海女漁で自分自身を鍛え直す！」というのですから大変です。しかしここは彼らの持ち味である根性の見せどころ。次週も漁師さんにしごかれる姿から入浴シーンまで、見どころ満載となりそうです！