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V6長野博、シェフを凌駕する食への知識に女性陣がドン引き

2013.12.2

V6長野博、シェフを凌駕する食への知識に女性陣がドン引き

「あれ? 引いちゃった?」

11月26日放送の『もてもてナインティナイン』(TBS系)にV6長野博が出演しました。スタジオにはナインティナイン岡村隆史をはじめ、陣内智則、有吉弘行、ケンドーコバヤシ、バナナマン日村勇紀、竹田恒泰、武蔵ら独身男が勢揃い。「独身王子に結婚の厳しさ教えますスペシャル」と題し、一般男性が「結婚したら妻にやめさせられたこと」をランキングで発表するとともに、ゲストの結婚できそうにない私生活が次々と暴かれました。


冒頭、「(家で)温かいスープが飲みたい」という岡村に共感し、結婚は「もちろんしたい」と断言した長野ですが、41年の間には結婚を意識した相手もいたはず。「でもいろいろタイミングとかもあるじゃないですか」と長野がお茶を濁すと、もうすぐパパになるMCの矢部浩之は「そうやって逃げるよね~、みんな」と男心を代弁していました。ランキングは10位から、「コレクション」「夜更かし」「立ちおしっこ」と続き、7位には「食習慣」がランクイン。ここで長野がフィーチャーされます。調理師免許に野菜ソムリエの資格も持ち合わせる長野は、「好きですね、興味が尽きないですね」といまだに食への探究心が止まない様子。そのこだわりの食生活を追ったVTRが流れました。

VTRでは、長野がプライベートで蕎麦を食べるために佐賀県まで行ったことや、2泊3日の食べ歩き旅行の総移動距離が700キロ以上(東京~広島間と同距離)だったこと、また自宅には料理によって使いわけるという28種類の塩と22種類のハチミツがあることなど、長野の美食家っぷりを紹介。そしてある日のディナーに密着します。訪れたのは東京都目黒区にあるイタリアンレストラン「パーレンテッシ」。着席するなり、店のシェフに「今日はどんなものがあるんでしょうか」と尋ねる長野。長野が求めたのは、メニュー表ではなく“食材”そのもの。おすすめの食材を実際に見ながらシェフと相談してメニューを決めるらしいのです。

この日のおすすめの中に、松茸とシイタケを掛け合わせた「松きの子」を見つけた長野は、「嗅いでもいいですか?」と直接手に取り、まずは香りを楽しみます。そして「ハマグリ! ハマグリ、なにがいいですかね。あ、パスタいいですね! 生パスタがいいです。シンプルがいいですね! 塩がいいです!」「(ピザは)ハーフ&ハーフで、カボチャと」と次々提案。シェフから「もう半分はマルゲリータでいきます?」と聞かれても、「それにサルシッチャ(編註:ソーセージのこと)撒いてもらえます?」と、どうしても自分でひとひねりしたい様子。

そうして出来上がった1品目は「うにと松きの子の茶碗蒸し」。「松きの子」は初めての長野、「うーん、香り来ますね、香ります」とうなり、2品目「ハマグリとカキのパスタ自畑春菊入り」が出てくると、パスタを見ただけで「卵使ってないですよね」「ピチ(イタリア・トスカーナの伝統的なパスタ)とかああいう系な感じですか?」と言い当てます。これにはシェフも「さすがっすね……」と知識の豊かさにあんぐり。

続いて出てきた「マルゲリータと自畑かぼちゃソースのピザ」では、生地に蜂蜜酵母を使っていることを知った長野。おもむろに「そうなると生地だけ食べたくなる」「味が混ざっちゃいますもんね」とピザの端だけを切り分けて口の中へ。ここまでの客はなかなかいないのでしょう、シェフも「特殊ですね」とコメントします。さらにハチミツだけを試食して「うわ、うんまい! なんだこれ」と感動した長野は、「ゴルゴンゾーラに合うんじゃないですか?」と自分が食べているピザを指し、ハチミツを加えるようにシェフに依頼。その後も「ハチミツは面白いんですよ。ハチが羽で水分飛ばして糖度を上げる」とウンチクを垂れ、シェフは再び「なんでそんな知ってるんですか?」と驚嘆。

4品目は「愛知県産手長海老ピザ釜焼きからすみがけ」で、長野は殻から身を取る段階ですでに「うわ! うわ! うわ! うーわ! こーれウマイわ!」と大興奮。食べた後は「うめぇぇぇ」「これなんだ? シルキーな!」と絶賛し、「ラム肉のスモーク」と「岩手県産短角牛のグリル」に対しては「うーん、これ美味しい! 短角らしさはもちろんあるんですけど、あんまり短角短角してない感じ」と、短角牛を食べたことがなければ絶対にわからない表現で美味しさをアピール。伝わらない表現をするなら、黙って食べてほしいと思うのは筆者だけではないはずです。

ディナーは全6品で1万2,270円。この長野の食へのこだわりについて、スタジオの人妻50人が「許せる」か「許せない」かを判定。結果、「許せない」が33人で、長野は「思ったより多かった」と肩を落とします。しかしながら、スタジオのゲストからは「爽やかな彦摩呂」「奥さんが出す料理食べれない」「(結婚したら)なにを作っていいかわからん」ともっともな意見が続出。これに対して長野は、彼女の作ってくれた料理は「美味しく食べたい」という気持ちがあり、もし味の濃い料理を出されても「ご飯がすすむね!」と言うなどの気遣いは出来ると宣言。さらに外食も「行く時は一緒に行けばいい」とのこと。けれども矢部から「普通の居酒屋に誘われたらどうする?」と尋ねられると、1度は「それはそれで全然行きます」と言ったくせに、矢部から「居酒屋のメニューで大丈夫?」と踏み込まれると、「たまに、(相手には)言わないですけど、居酒屋に行く前に自分で一軒食べに行って合流したりとか……時間に間に合うように。バレないように」とぶっちゃけます。この発言にはスタジオもドン引きです。

今年2月には2冊目の著書『美味博愛』(東京ニュース通信社)を出版した、美食家・長野。食には金も時間も言葉も惜しまないことはよーくわかりましたが、もう居酒屋は楽しめないとなれば、結婚どころか友達をも失ってしまいそうです。

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