アイドルとして「苦労自慢」を固辞する、Hey!Say!JUMP伊野尾慧の強い眼差し
2014.2.14
<アイドル誌チェック!!>
「Myojo」(集英社)2014年3月号、まずは年に1度の「Jr.大賞」を見てみましょう。ジャニーズJr.の人気のバロメーターとなる「Jr.大賞」は、同誌の読者投票によるもの。特に「恋人にしたいJr.」部門は歴代、滝沢秀明や山下智久、赤西仁、山田涼介など各世代のスターを輩出してきました。昨年トップの松村北斗をおさえ、今年の1位に選ばれたのは意外なアノ人。1位の彼は、「ケンカが弱そう」「泣き虫そう」の他部門を同時受賞しているということで、今までの“カッコよくて芯の強い”男から、 “繊細で優しい”男に読者の求める男性像が移行したことがうかがえます。今年の「恋人にしたいJr.」のランキングは、1位以外のメンツも昨年からの大飛躍や大幅ランクダウンが入り乱れ、大混戦。それだけJr.の層が厚くなったともいえます。袋とじ企画ですので、自宅でお楽しみください。
「アイドル誌チェック!!」では、「Jr.大賞」のサイド企画、「Jr.が選ぶJr.大賞」を見てみましょう。今年はなんといっても、4月にCDデビューを控えた「ジャニーズWEST」の面々が大フィーバーしています。いまや関西ジャニーズJr.のムードメーカーともいえる桐山照史は「いちばんおもしろい」「いちばんワイルド」「学校の先生にしたい」「ケンカが強そう」の6冠でアニキな素顔をJr.に暴露されています。中国語を操る中間淳太は「頭がよさそう」「ニュースキャスターになりそう」などインテリなイメージが強い部門をはじめ7部門を制覇、180cmを超える長身と甘いマスクの小瀧望は栄光の「恋人にしたいJr.」を射止めています。重岡大毅は「友だちにしたい」など2部門、外国人のような濃厚な顔立ちが印象的な藤井流星は「いちばんセクシー」「メールを返さなそう」の2部門、親しみやすい笑顔でおなじみの神山智洋は「結婚が早そう」「料理が得意そう」の4部門を制覇。濱田崇裕は「オリンピック選手になれそう」に選ばれています。これだけ個性がバラバラなメンバーが集まるジャニーズWEST、どんなグループになるのか今から楽しみですね!
昨年デビュー10周年を迎えたNEWSは、「ホンネの愛言葉」と題して、メンバーぞれぞれが「ダメ出し」「ホメ出し」をぶちまけています。コンサートでのファンへの甘いささやきがもはやネタとなっている手越祐也に対する加藤シゲアキからのダメ出しは、「ファンのことを呼ぶとき“子猫ちゃん”とか“彼女”っていう言葉を乱用しすぎ! 手越は言えば言うほどいいって思ってて、足し算しかできないんだよね。味が濃いの(笑)。引き算の美学も学んでほしいわ!」とかなり的を射たアドバイス。確かに連発するよりは、タイミングを見計らって言われた方がファンもグッと心を持っていかれます。ただし、それができずに本能のままに突っ走るのも、手越の魅力。自他ともに認める負けず嫌いの手越が、はたして加藤のダメ出しを参考にするでしょうか?
一方、加藤に対するダメ出しの中で特筆すべきは増田貴久の発言。「プライベートでいっしょにお酒を飲んでると、“シゲってカッコいいんだなー”と思うことがある。だからファンの人も素っぽい彼をいっぱい見られるといいよね。プライベート旅に密着した番組とか出てほしい!」とのこと。普段は「後輩への発言とか性格が面倒くさい」「声が梅干しみたい」「演技が棒を超えている」という大相撲の可愛がりのような愛され方をされている加藤ですが、確かに顔立ちは正統派の美男子。ファンでさえも忘れがちな部分を、増田がスポットを当てて、さらに彼の魅力が伝わるような番組まで提案するなんてさすがです! いつも身近にいるからこそ知っている、メンバーの魅力的な一面が垣間見えた企画でした。
「Myojo」の名物企画「1万字ロングインタビュー 裸の時代~僕がJr.だったころ~」、今号ではHey!Say!JUMP伊野尾慧が登場。もともと容姿端麗だったにもかかわらず、大学生活との両立もあってか、今までは個人の露出が少なかった伊野尾。しかし、昨年の春に無事に大学を卒業した後はクイズ番組やバラエティ番組への出演が増え、「絶対なにもかんがえていないな」とファンですらわかるほどの適当すぎる発言で、「テキトーイケメン」という代名詞まで誕生しました。インタビューでも、Jr.内グループに漏れたときの思いなどを語っていますが、あくまで口調は淡々とした様子。悩みを聞かれても「うーーん、ないなー。くっそーーーーー!!! 俺って、なんて薄っぺらい人間なんだ!」と本気なのか冗談なのかわからず、シリアスな話題になるとインタビュアーを煙に巻く様子が見て取れます。そんな伊野尾のスイッチが入ったのは、「悔しくて泣いたこともあったんじゃない?」という質問が飛んだとき。
「泣いて悔しかった話っていうのはできるよ。あるからもちろん。でも、なんだろう、それを読んだ人が、感動してくれたり、“私もがんばろう!”って思ってくれるかもしれない。(略)でも、完全に俺の個人的な持論でしかないんだけど、そういう部分はだれかに任せて、自分は自分のままでいたいっていうか(略)俺は、感動とか、そんなことよりも、僕や僕らを見て、ファンやお客さんに笑っててほしいっていうか」
今のアイドル文化の楽しみ方のひとつに「文脈」があります。グループやメンバーがどういった挫折や苦難を乗り越えてきたか、その中で関係性がどう変わってきたのか。ジャニーズでいえば、グループまでの下積みが長かったA.B.C-ZやKis-My-Ft2などはまさにその典型で、彼らの1万字インタビューはその手の話に終始していました。もちろん、そういった見方をすることはファンの自由であり、ひとつの「消費」のあり方です。ただ、今回の伊野尾はそれにNOを突き付けた格好で、そこにはパフォーマンスやインタビューを通して「純粋にアイドルを楽しむこと」を促す意味があったのではと思います。普段は適当だからこそ、今回の言葉が正面から入ってくる伊野尾のインタビュー。アイドルとしての覚悟が垣間見える内容となっていますので、ぜひご一読を!
コメント
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伊野ちゃんにはもっと頑張ってほしい!!伊野ちゃんには私たちファンには分かんないような挫折とか苦労とか滝さんあったと思うし、辛くて逃げたい時があったと思うけどこんなに頑張っていて本当に自分も頑張ろうと思わせてくれて本当に感謝です。
私も小学生ながらもあたしってなんか出来ることってあんのかなーと考えることがありますが伊野ちゃんを見てたり声を聞いてたりすると、明日も頑張ってやろうじゃんかって思えることがあります。こんな風に考えさせてくれるのも伊野ちゃんの魅力なんだと思います。
なので私は伊野ちゃんを馬鹿にするやつは友達であろうとそれが冗談であろうと私は絶対に許しません。私の木道は分からなくていいし。無理に伊野ちゃんのファンになれとは言いませんが、伊野ちゃんの頑張りは皆に分かってほしいなと思います。
長文、失礼しました。- -
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田幸和歌子 より 2014年2月15日 2:43 AM
ジャンプステマ記事うざい
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